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『ワイルドライフ』 ポール・マッカートニー・アンド・ウィングス [ロック音楽]

ポール・マッカートニーがビートルズを解散した後、リンダと元ムーディー・ブルースのデニー・レインと組んだウィングスのデビュー・アルバム。1971年に発表。天才ポール・マッカートニーがつくったとは思えない凡庸な楽曲が続く。アレンジ的な工夫もあまり感じられない。唯一、ビートルズのアルバムにも入るかもしれないレベルにある曲はTomorrowぐらいだろう。このアルバムだけを聴くと、もうポールは才能をビートルズで枯渇させたのではないか、とさえ思わせるのだが、その後、バンド・オン・ザ・ラン、スピード・オブ・ザ・サウンドといったロック史上に残る名作をつくるのであるから、人生よく分からない。とはいえ、最低限のクオリティは維持しているので、まあ金をドブに捨てたとは思わない。個人的にはDear FriendやSome People Never Know, I Am Your Singerなどは嫌いではない。ただ、ポール・マッカートニーという天才の輝きをこれらの曲は纏っていないということだけは確かである。ポール・マッカートニーを愛していない人でないと、魅力がないアルバムではあるだろう。





ワイルド・ライフ(紙ジャケット仕様)

ワイルド・ライフ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ウイングス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: CD



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