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ギター遍歴 [その他]

新しいギターを購入した。K’zギターさんでカスタムメイドでつくってもらったギターである。このギターで何本目になるのか。自分の記憶の整理も兼ねて、ここでまとめてみたい(読んでいただいてもつまらない記事かと思います。その点、申し訳ない)。

まず最初に購入したのはYamahaのセミアコであった。お茶の水の下倉楽器だ。その頃はイーグルスやドゥービー・ブラザースが好きで、パトリック・シモンズに影響されたのでセミアコを購入した気がする。高校一年の時だと思う。そして、隣のクラスの小沢君の中古のグレコのレスポールも購入した。確か1万円だったと思う。これを購入して、いや、このレスポールというのはいいギターだなと気づき、アリアプロの新品のレスポールをその後購入する。そして、グレコのレスポールは同じクラスの中井さんに1万円で売った。アリアプロは結構、気に入っていたと思う。大学時代も弾いていたと思われるが、おそらく大学に入って、フェルナンデスのテレキャスを購入する時に売ったような気がする。大学のバンドではリードを他のギタリストに任せて、自分はボーカルでサイドギターを弾くようになったので、気分がテレキャスになったのだ。大学時代はずっとこのフェルナンデスのテレキャスを中心に弾いていた。

さて社会人になって、時間はないけどお金はあるようになったので、トレモロ式のアームが欲しいなと思ってValley Artsのギターを買ったのだが、これはほとんど弾かずにいた。これは、トレモロの管理が当時は面倒くさすぎてやってられないな、と思ったからだ。そして、バンドを新たにつくったこともあり、シェクターのテレキャスターを思い切って買う。これは、それまでとは違って27万円と破格に高い値段のギターでなかなか思い切ったことをした。そして、このギターは今でも私のコレクションとして残っている。その後、バンドが内紛で解散し、私も結婚してアメリカに行くことになり、ここでほとんどのギターを泣く泣く処分することになる。ヤマハのセミアコ、フェルナンデスのテレキャス、ヴァリー・アーツのストラトはこの時、すべて売ってしまう。

さて、結婚してバンド活動もまったくしなくなって、ギターもほとんど弾かなくなっていた私はシェクターのテレキャスしか持っていないという状況を長らく続けるが、その後、会社を辞めて大学の教員になり、しばらく経ってゼミ生が「先生、楽器やれるならバンドしましょうよ」と言ったので、シェクターを物置から取り出してまた演奏するようになる。その後、癌が見つかって手術をしたのだが、退院したのを祝って、思い切ってポール・リード・スミスのカスタム24を渋谷の石橋楽器で購入する。これは、それほど考えなくて買ったのだが、結果的には大正解で、今でも本当、いいギターを買ったと嬉しく思っている。その後、オヴェーションの中古のアコギを10万円でお茶の水の黒沢楽器でも買ったりしたが、これは大失敗だった。オヴェーションという名前に騙された。

その後、シアトルの中古楽器屋を訪れて、その雰囲気にめちゃくちゃ弾かれて、ギブソンの中古のセミアコを13万円で購入する。335より小ぶりの奴だ。結構、いい音が出ていたのだが、3弦がやたらチューニングが狂う。リペアに出したのだが、ぜんぜん、直らなかったのでこれは売ってしまう。どんなにいい音が出ても、音程が合わないギターはきつい。このとき、オヴェーションのこともあったので、やっぱ中古はダメだなとつくづく思う。というか、ギターの目利きができる人はともかく、私のように出来ない人には中古はくずをつかまされるだけだ。オヴェーションも酷かったので、代わりに高峯のアコギを買った。これはなかなかいいギターであったので、オヴェーションを売りに出したが、価格がまったくつかないくずギターという評価だった。

そうこうしているうち、ジェネシスのトリビュート・バンドを組むことになり、これはレスポールでしょう、ということでアリアプロ以来のレスポールを購入する。ギブソンの大量生産のレスポールだ。お茶の水の黒沢楽器に行って大量のレスポールから選んだのだが、結構、サステインを気にしていたこともあって重いギターを買った。実際、このギター、本当に重いです。

また、大学を京都に移したこともあって、京都での練習用ということで、これまで一台も購入してなかったストラトをゲットする。フェンダー・ジャパンで確か8万円ぐらいであったと思う。

そして、今日のK ‘s ギターである。実際、逗子の工房に行き、いろいろとカスタムメイドで注文したのが4月なので、ほぼ半年かかったことになる。ダブルカッタウェイ、24フレット、細めのグリップ、そして32の音づくりができる脅威のピックアップ・システム。値段も高いが、これは怖ろしく素晴らしいギターを手に入れることができた。もう今日は至福感でいっぱいだ。

この素晴らしいギターよりハイグレードなギターを購入することは今後ないだろうが、まだ私のギター遍歴は続くと思われる。しかし、まあ改めていろいろなギターと人生を共にしてきたなと思ったりした今日である。

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左から、シェクターのテレキャス、タカミネのアコギ、prsのカスタム24、K's Guitarのカスタム、ギブソンのレスポール
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