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パンデミック・マップ [書評]

「感染症地図(The Atlas of Disease)」の日本語訳本。原書は2018年に出されているが、まさにコロナ禍においてはうってつけの本である。訳本は2020年3月に出版されている。なかなか商機を伺うのに敏である。さすが、日経新聞系の出版社だ。そんなことはともかく、この本は相当興味深く、感染症に関心のある人は手に取るといいかと思う。感染症をその媒介のパターンから「空気感染症」、「水系感染症」、「動物由来感染症」、「人から人への感染症」の4つに分類し、それらがどのように世界中に広まっていったのかを地図によって示している。地図はカラーであり、紙質も重くしっかりとしていて、ハードカバーであるのに2600円というリーズナブルな値段はお買い得感もある。著者は非常にこの分野に関して造詣が深く、医学とか病気にまったく素人の私はいろいろと勉強になった。


ビジュアル パンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史

ビジュアル パンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史

  • 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: 単行本



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