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利尻島一周レンタカーでの小旅(オタトマリ沼を散歩し、蚊と蜂の襲撃を受ける) [地球探訪記]

利尻島に来ている。利尻岳に登ることが目的だ。二日間ほど登山可能日を設けて、初日に登れたら礼文島にでも行こうと計画していた。幸いに初日に利尻岳に登ることができたので二日目は礼文島に行こうとしたら、このコロナ禍でそれまで利尻島と礼文島を一日二本走っていたフェリーが一本に減便。これで、利尻島から礼文島の日帰りが出来なくなってしまった。仕方が無いので、レンタカーを借りて島内一周をすることにした。
 レンタカーはフェリー・ターミナル前にて借りる。5時間で一万円ちょっと。さて、最初に寄ったのは利尻島郷土資料館。ここは築130年の非常に雰囲気のある木造の建物。利尻島の歴史や地理に関して、いろいろな資料が展示されている。その後は、「オタトマリ沼」に行く。ここからの利尻岳の展望はよい。北側からの優雅な容姿と違い、南側からはより無骨で荒涼としている。オタトマリ沼からの利尻岳の展望の迫力に惹かれて、沼を一周することにする。一周一キロなので大したことがないだろうと思ったのだが、これがとんでもないミスであった。というのは、歩き初めはまだハイキング・トレイルのような感じであったのだが、だんだんと道が狭くなり、しかも周辺の植物がどんどん道に侵食してきている。さらに、これらの植物に蜂が停まっていて、草をかき分けて歩いていると刺されないかとびくびくしなくてはならない。途中から利尻岳の展望も得られなくなり、ただひたすら駐車場へと戻る苦行が続く。そして、駐車場に近づけば近づくほど道は狭く、しかも緩やかに湖面に向かって傾斜しているので歩きづらいことこの上ない。すると、蚊の大群に襲われ、急いで小走りすると、なんか蜂の気に障ったのか右手の小指を刺された。それほど痛くは無かったがとんだ災難だ。オタトマリ沼にある売店で、虫刺されようの薬はあるかと尋ねると、そんなものはない、とそっけない。さらに駄目出しで、あんな湿地帯を歩く方がアホだ、というようなことを言われた。いや、それならハイキング・トレイルがあるかのように一周、歩けるなどと宣伝するなよな、と思わず言いたくなるが我慢する。
 次によったのは南浜湿原。ここからの利尻岳の展望も素晴らしい。ここも散策ルートがあったが、オタトマリ沼の経験があるので避ける。
 その次は沓掛に行き、有名な焼き醤油ラーメンの「味楽」に行き、昼食を取る。ここのラーメンは利尻昆布を使った出汁が美味しい、ということで評判だ。コロナで観光客が減っている中、このお店は行列が出来ていた。
 そして、沓形岬に行き、利尻岳を展望し、その後、見晴台に行き利尻岳を展望する。基本、利尻島の観光は、利尻岳を眺めることに醍醐味があることに気づく。とはいえ、ついでにウニ種苗生産施設、さらには利尻手作りの乳酸飲料ミルピスを飲む。一瓶350円となかなか高いが、カルピスのような懐かしい味がする。
 という感じで6時間で利尻島を一周してきた。見落としたものは姫沼とホタテフライ・カレーぐらいだろうか。

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<郷土資料館>

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<オタトマリ沼からみる利尻岳>

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<オタトマリ沼の湖畔を一周するハイキング道路は草が多い茂っており、虫も多くいて歩きにくい。私は蜂に指を刺された>

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<南浜湿原からみる利尻岳>

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<見返台園地からみる利尻岳>
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