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赤城山(日本百名山:二回目登頂) [日本百名山]

奥白根山に登った翌日、苗場山にチャレンジしようと苗場山の麓の越後湯沢の宿に泊まる。もちろん、天気予報を確認した後での行動だ。さて、しかし二日前はほぼばっちりであった天気が、前日は9時から15時までのみが晴天となっている。これは、登山の最初の時間帯は雨かな、とちょっと嫌な気分になりながらも眠りに就く。さて、朝の3時に目を覚まし、行動を開始しようと天気予報をチェックすると、なんと晴天は12時から15時のみとなっている。そして、宿の窓の外は雨が降っている。これはアカン。雨が降っている中、苗場山にチャレンジする気はまったくない。とはいえ、宿でゴロゴロしているのも時間の無駄なので4時頃には宿を発った。どうせなら、登山口ぐらいを見ていこう、と敢えて高速道路ではなく国道17号で帰路に着く。さて、苗場山の登山口付近は雨こそ降っていなかったが、山の中腹以上はもう雨雲に覆われている。これはどうしょうもない、とそのまま17号を東京に向けて走って行くと、なんと県境を越えたトンネルを抜けたら晴天であった。なんだなんだ、と思うと同時に、これならどっか登れるな、ということに気づく。どこに行くか、ということだが、これは赤城山だな、と気づく。ちなみに、赤城山は以前、登ったことがあるのだが山頂は雲に覆われていてまったく展望が得られなかったので、そういう意味ではリベンジとしてもいいかなと思ったのである。
 さて、沼田から赤城山へと向かう。黒檜山の登山口に着いたのは7時前。早起きは三文の得、という諺を思い出す。さて、黒檜山登山口から赤城山最高峰の黒檜山までの道のりは険しい。岩だらけで、しかも急勾配である。ということで、私がいつも携帯するストックを敢えて持たずにチャレンジする。加えて、手袋をするべきだったのだが、これはし忘れてしまい、あとで後悔する。
 黒檜山までは、森の中をひたすら登っていく。あまり楽しくない。しかし、たまに大沼の素晴らしい展望が得られて、これが単調な上り坂にいいアクセントを与えてくれる。天気に恵まれ、これは黒檜山からの360度の素晴らしいパノラマが見られるぞ、と期待に胸を膨らませていたら、なんと山頂への分岐点に着いた時に、雲が舞い上がってきて、まったく東側の展望が得られない。と思っていたら、西側も雲に覆われてしまった。なんてついていない、というか赤城山とはつくづく相性が悪いと思わされた。山頂に着いたのは1時間20分後であった。
 ここで軽くお握りを食べながら、さて、ここで待つか、すぐ帰るかと悩むが、すぐ帰ることにした。これは、結果的にいい判断であった。というのは、下山時には、山頂を覆う雲が灰色になりつつあり、下手したら雨に降られる可能性さえあったからだ。黒檜山の登山のポイントは下山も全然、楽じゃないことだ。私が注意深かったからかもしれないが、下山は登山よりむしろ時間がかかったぐらいである。昨日の奥白根山とはもちろんのこと、一週間前の磐梯山と比べても、相当今ひとつな百名山である。まあ、展望が得られたら別の印象を持ったかもしれないが、それを除いても、登山路の整備のされ無さ、その大変さ、登山途中の楽しみの無さ、ワイルド・フラワーが少ないこと、標高がそれほど高くないこと、などを考慮すると、近場にいい山があるのにわざわざチャレンジする必要性があるかなとも思ったりする。いや、唯一いい点は距離が短く、短時間で登って降りてこられることである。あと、東京からのアクセスは他の百名山よりはずっとよい。そういう点からはトレーニングとしては向いているかもしれない。私も展望が得られなかったことで、もう一度、チャレンジするような気もする。二度あることは三度ある、か三度目の正直か、どちらに出るかは分からないが。

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<黒檜山の登山口>

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<途中、大沼への美しい展望が楽しめる。晴天で素晴らしい天候だ>

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<黒檜山登山ルートの険しい岩道。この岩道がほとんどずっと続く。全然、この岩登り、楽しくない>

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<黒檜山の頂上は雲でほとんど何も見られず。あと30分、いや15分早く着いていれば・・・と悔やまれる>

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<帰路でも大沼は展望できたが、一時間前と比べるとずっと曇っている>


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