SSブログ

バイデンの失言を大きく報道する日本の馬鹿ジャーナリズム [トランプのアメリカ]

私が購読している「東京新聞」の今日の記事(2020.08.10)で、「バイデン氏失言」というものが掲載されていた。「黒人に比べて、ヒスパニックは多様だ」と述べたことが人種差別だというような内容だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/48052/

あのねえ。このレベルの失言だったらトランプは1時間に3回ぐらい言っていますよ。この記事は、バイデンのリードが縮むだろう、とか書いているが、トランプ大統領は今でもコロナウィルスを「チャイナ・ウィルス」と必ず言っている。いや、トランプの失言はあまりにも頻繁なのでニュースにならないのは分かるが、トランプなんて「郵送での投票は不正があるから受け付けない」と主張していたのに、接近戦が見込まれるフロリダ州は、トランプ支持層の白人高齢者の多くが郵送での投票をする確率が高いので、フロリダ州は特別に大丈夫、などという本当にデタラメを言っていることなどを記事にしていない。しかも、郵便局を管轄する役所のトップをトランプの忠実な部下に任せ、郵便局の予算を大幅にカットし、郵送での投票を困難にしようとしている。こういう記事を書かないで、ちょっとしたバイデンの失言を大袈裟にとりあげるというのは、この金杉とかいう東京新聞の記者はジャーナリストとしてバランス感覚が欠けているのではないだろうか。

アメリカでも問題となっているのは、トランプや共産党はデタラメをやりたい放題しているのに、民主党がちょっとしたミスをするとすぐフォックス・ニュースなどトランプ支持のマスコミが騒ぎ立てる。この不公正がアメリカの民主主義の問題となっているのに、それに乗っかるこの金杉とかいう記者は何を一体全体、訴えたいのであろうか。

東京新聞は原発関係や被差別者の立場にたった面白い編集方針を貫いていて、私は応援したい気持ちがあるし、それであるからこそこのネットの時代に購読しているのだが、国際関係のニュースはレベルが低くて常に不満を抱いている。その中でも、この記事はひどい。こんなバランス感覚が欠如した記事を書くぐらいだったら、むしろ書かない方がいいぐらいだ。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0