『サム・オブ・ザ・パーツ(Sum of the Parts)』 [ロック音楽]
2014年にBBCが放映したジェネシスのドキュメンタリー映像。デビューから解散、そして2007年の再結成ライブまでのバンドの歴史を描いている。アンソニー・フィリップスの取材もあり、チャーター・ハウスでの活動、そしてフィル、スティーブが加入した初期のストーリーはよく編修されていると思われる。また、5人のメンバーの座談会形式の取材があるのだが、「眩惑のブロードウェイ」当時のピーターは最低だった的な赤裸々な発言が出てきたり、ハケットが脱退時に閉所恐怖症的な不快感を覚えたことを述べると、その原因はバンクスだろうとピーターが本人に振るなど、本音発言に溢れていて、いやあ、空気読まない感が日本人とは違って逆に新鮮だなと感心させられたりした。
基本、ジェネシス・ファンであれば見て損はない、というか見るべき作品であると強く思う。しかし、その編修は悪くはないが、レイ・ウィルソンが一切、無視されたり、また「セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド」や「静寂の嵐」の作品紹介がほぼない(正確にはYour Own Special Wayは流れたりしていた)など、ジェネシスを語るうえで極めて重要な作品の解説がないことなどは、違和感は覚える。
とはいえ、2時間の作品でそこまで期待するのは無理があるかもしれない。ファンとしては、時間が長いのは気にならないので、そこらへんもカバーできればより有り難かったかなと思う。
基本、ジェネシス・ファンであれば見て損はない、というか見るべき作品であると強く思う。しかし、その編修は悪くはないが、レイ・ウィルソンが一切、無視されたり、また「セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド」や「静寂の嵐」の作品紹介がほぼない(正確にはYour Own Special Wayは流れたりしていた)など、ジェネシスを語るうえで極めて重要な作品の解説がないことなどは、違和感は覚える。
とはいえ、2時間の作品でそこまで期待するのは無理があるかもしれない。ファンとしては、時間が長いのは気にならないので、そこらへんもカバーできればより有り難かったかなと思う。
ジェネシス・ヒストリー〜サム・オブ・ザ・パーツ【BLU-RAY/日本語字幕付】
- 出版社/メーカー: ワードレコーズ
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: Blu-ray