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ポケモンGOというレンズを通じて、都市を観る [都市デザイン]

ポケモンGOのゲームは中年の方がはまっているという面白い現象が日本では見られるが、恥ずかしながら私もそのような輩の一人である。ポケモンGOの凄いところは、とりあえずのゴールを達成すると、さらに新たなゴールというか目標を設定させてきて、決して飽きさせない、というか終わらせてくれない点だ。例えば、初期の段階では、レベル・アップが目標であった。しかし、このレベル・アップは青天井ではなく、レベル40が最終到達点なのである。私はレベル40まで到達したら止めようと思っていたのだが、そこに到達すると、ロケット団とバトルするという新たな楽しみができ、さらに現在はトレーナー・バトルまでが追加される。このトレーナー・バトルが相当楽しい。このように、目の前の目標を到達すると、さらに新しい目標を設定、というか楽しみを提供してくれて飽きさせない。
 さて、ポケモンGOのもう一つの楽しみは世界中で出来ることである。私は海外によく行くので、あちらこちらでポケモンGOをする。中国では出来なかったが、香港では出来た。そして、国ごとにポケモンGOの熱中度とかが違って面白い。というか、同じ国でも地域によっていろいろと展開具合が異なる。これは日本でももちろん、そうである。
 ここ数年、この都市では私が最強ではないか、と思わせたのはアメリカ合衆国のカリフォルニア州のデービス市である。大学都市なので、比較的プレイヤーが多いのではと思われるのだが、リーグ・バトルから考察すると、私のレベルに到達しているプレイヤーはいなさそうな感じであった。アメリカの地方都市のように人口密度が低く、自動車移動が前提のところではポケモン・スポットも散らばっており、あまり楽しめない。というか、徒歩を前提としてポケモンGOのゲームは設計されているので、自動車との相性はよくない。欧州の都市とかと比べても、あまり熱中しにくく、それ故に熱心なプレイヤーもそれほどいないのかもしれない。話は逸れるが、東京とかで自動車乗って、ポケモンGOのレード・バトルに来るのはルール違反であると思う。いや、ポケモンGOのルールではなく、社会的マナー、都市的マナーに反していると思う。
 閑話休題。それではどこが最強のポケモンGO都市であるかというと、これは東京だと思う。私の自宅がある都立大学周辺などは最強に近い。というか、どれだけ暇なリタイアが多いんだと思わせるぐらいだ。仕事場のある京都なんかと比べても遙かにエグい。全般的に人口密度と自動車依存度の低さ(目黒区は実は人口当たりの自家用車所有台数が東京都区で最低)とポケモンGOの都市レベルでの強さは正の相関関係があると思われる。
 ということで、都市の質(アーバニティ)を探るうえで、ポケモンGOは貴重な情報を提供してくれるのである。初めての都市(特に外国)でポケモンGOをすると、ある程度、その都市の性格のようなものが見えてくる。ポケモンGOというレンズを通じて、都市が見えるのだ。

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