SSブログ

揚州の料理屋で素晴らしいガストロミー体験をする [地球探訪記]

南京に来ている。そこで、揚州出身の先生に実家のある揚州の料理屋に連れて行ってもらった。そこは、地元のお客さんを対象にやっている庶民的な料理屋で、揚州料理専門であったのだが、相当、美味しい食事体験をすることができた。
 お酒は老酒のような蒸留酒で46度という相当、強烈なものだったので時差ぼけがまだ取れていない私は遠慮がちに飲んだが、ガチョウの水煮(揚州では南京とちがってアヒルではなくガチョウを食べるらしい)、高菜と豆腐のようなものの炒め物、豚肉を蒸したもの、タケノコと豚の角煮とキクラゲのスープ、ニンニクの茎のようなものとベーコンを炒めたもの、川海老の煮物など、どれもが食材の美味しさを活かした美味しい料理であった。そして、締めは混ぜ麺と春菊と卵のスープ。
 私は日頃から、日本食が圧倒的に世界で一番美味しいと考えている傲慢な輩であるのだが、たまに思わず、その高慢ちきな鼻をへし折られる経験をする時がある。それはタイのイーサン地方で絶品のローストチキンを食べた時、デリーで本場のインドカレー食べた時、ブエノスアイレスでピカーニャのステーキを食べた時などがそうだが、そのような鼻をへし折られる経験をすると謙虚な気持ちになるのと同時に、ちょっと美味しいものに出会えた幸運に感謝する気持ちにもなる。今日は、そんな日であった。衝撃的な素晴らしいガストロミー体験であった。ちなみに、私は残念ながらフランスでは、このような経験を一度もしたことがない。
 
2F6A2590.jpg
<お店の外観>

2F6A2575.jpg
<店の前の街並みはこんな感じ>

2F6A2580.jpg
<ガチョウの塩水煮>

2F6A2583.jpg
<何かの野菜の茎とベーコンの炒めもの>

2F6A2585.jpg
<タケノコと豚の塩煮とキクラゲのスープ。絶品>

2F6A2586.jpg
<混ぜそば>

2F6A2588.jpg
<左がここの店主。真ん中にいるのは、我々をここに連れて行ってくれた大学教員>

タグ:揚州 料理
nice!(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1