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「規制」を変えれば電気も足りる [書評]

もと経産省の役人が、日本を駄目にする役所がつくる「馬鹿なルール」を多面的に紹介する。日本がなぜ迷走するのか、なぜ非合理的なことが罷り通るのか。その根源的な背景がよく分かる。日本人であれば、是非とも一読をお勧めする。目から鱗が落ちるとは、まさにこの新書の読後感を表現している言葉である。それにしても、本当、お役人は何で仕事をしているのであろうか?。いらない規制で雁字搦めにしつつ、規制すべきことはまったく規制されていない、というこの三流国に果たして未来はあるのか。ちょっと暗くはなるが、どこを改善すべきか、ということも見えてくる。トンネルの先の光はわずかではあるが、見えない訳ではない。必読である。


「規制」を変えれば電気も足りる (小学館101新書)

「規制」を変えれば電気も足りる (小学館101新書)

  • 作者: 原 英史
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/08/01
  • メディア: 新書



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