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水元公園を初めて訪れた [都市デザイン]

 水元公園を訪れる。初めてだ。そもそも葛飾区には縁がない。葛飾区の役所がどこにあるかも分からない。荒川の向こう側であることや、東葛飾高校が柏市にあることなどを考えると、葛飾区が東京というのは微妙かもしれない。文化的にはより千葉なのではないか、と葛飾区民の人が聞いたら怒るようなイメージをちょっと有している私がいる(すいません)。
 さて、その葛飾区のイメージだが、両さんのお陰で亀有が葛飾にあることが分かる。あと、寅さんのお陰で柴又帝釈天があることも分かる。寅さんの自己紹介の口上は「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」である。
 ということで柴又は葛飾にあることは分かる。さて、しかし足立区と葛飾区の区界、江戸川区と葛飾区の区界は不明である。小岩は江戸川区だが高砂は葛飾区?まあ、それぐらいの認識しかない。
 しかし、水元公園という巨大な公園が葛飾区の北にあることは知っている。前から興味はあったのだが、まったく行く機会がなかったので、大学も休みということで思い切って一人で訪れてみた。ネットで調べると、金町駅からバスで行けるということが分かる。ちなみに金町駅に行くのも初めてである(亀有駅にも行ったことは一度も無い。今度、是非とも行ってみたい)。金町駅は、駅前に区画整理をしたような大通りが走っているんだろうな、という私の先入観とは違い、結構、ヒューマン・スケールの街並みが展開しており、ある意味、嬉しい誤解があった。なかなか私の生まれ育った東長崎とまでは行かなくても、中野の北口ぐらいの生活臭溢れる好ましい空間が拡がっていた。とはいえ、バスを10分ほど乗ると、そこには郊外団地が拡がっていた。さらに、ちょっと行くと水元公園というバス停に到着したので、そこを降りて、ちょっと歩いて行ったら、ここは本当に東京か!と思わせるような水郷の雄大なランドスケープが美しく拡がるところであった。全部で8ヘクタールの規模だそうだが、うまく河川敷を活用しており、実際は、もっと大きいようにも感じられる。昔の東京というか、江戸というか、この辺りにはこんな美しい水郷風景が拡がっていたのか、というのは驚きであるし、そういう風景を今日に伝えられるような公園整備をしてきた東京都の公園行政には、素晴らしい仕事をしているじゃないか、と感心させられた。
 今回はちょっと全部を見きれなかったのだが、また機会があれば、ゆっくりと訪れたい。このような公園をしっかりと整備していれば、都市は確実に豊かになると思われる。

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タグ:水元公園
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