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トランプ大統領の政策理念は空洞であるということだ [トランプのアメリカ]

 トランプ大統領は選挙運動中の公約を反故にし続けている。NATOは時代遅れで場合によっては外れることも辞さないと言っていたのに、今ではNATOの同盟はアメリカにとって重要だと述べたり、中国は為替操作国だと批難し、修正させると述べていたりしたが、習主席との会談では、そのような話し合いを一切しなかった。ロシアのプーチンを褒めていたが、今では敵対している。この、風見鶏のようにころころ言うことが変わるトランプ大統領というのはどういう人なのだろうか。
 4月18日に発表されたギャロップ世論調査の結果では、トランプ大統領は「約束を守る」ということに関しては45%が支持し、「信頼に値する」ということに関しては36%しか支持していなかった。
 6つの項目で2月より下がっている。全体でも39%で、これはこの半世紀のすべての大統領より遙かに低い。これは、シリア爆撃後の後、若干改善されるかと思われたが、まったく上昇していない。
https://www.youtube.com/watch?v=eFEZhCVTjSg
 このトランプ大統領はどのような政策理念が果たしてあるのだろうか。「アメリカ第一主義」というのはあるかもしれないが、自分の企業は相変わらず中国で製品をつくらせている(アパレルなど)。トランプは非常に強い口調で話したり、ツィッターで他人を攻撃したりするが、その理念は実はほとんど空っぽである、ということを指摘したのはMSNBC のクリス・ヘイスである。
https://www.youtube.com/watch?v=P8EB0Pr93Ts
 彼によれば、トランプ大統領は何も政策理念がないので、彼は入ってくる情報によってコロコロと意見が変わってしまう。従って、うまく彼の耳に情報を入れられるポジションを確保することが重要となるそうだ。最近では、このポジションの確保のために娘婿のクシュナー氏とバノン氏が対立し、バノン氏が負けたことが、トランプ政権の外交政策の変化の理由だそうだ。
 ヒラリーはトランプをプーチン大統領の「操り人形」であると選挙運動中に批判したが、プーチン大統領の「操り人形」ではないかもしれないが、中身がないので基本的には「操り人形」的にアイデンティティがない人というのは間違いないようだ。

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