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トランプの支援者が依拠した情報は、マケドニアの若者達が発信していたフェイク・ニュースであったという、ちょっと驚くべき事実。 [トランプのアメリカ]

トランプが大統領選で、ヒラリー・クリントンを攻撃していた根拠のないネタは、マケドニアのヴェレスという小さな都市の若者達が勝手にアップしたものであったことを知った(下記のBBCのウェブ記事に詳しく状況が書かれています)。

http://www.bbc.com/news/magazine-38168281

ロシアによるハッキング攻撃ということでFBIなどが調査をしているが、実態はもっとシンプルというか幼稚だったのかもしれない。このヴェレスの若者達は、トランプ支持者やトランプが喜びそうなガセネタを乱発し、それでサイトのアクセス数を稼ぎ、広告代で稼いでいるようだ。BBCの取材に協力した19歳の大学生は月に1800ユーロ稼いでいたそうだが、これはヴェレス市の平均月収の6倍ぐらいに相当するそうだ。そして、これで稼いでいる若者が多いので、ヴェレスはちょっとした経済的好況を楽しんでいるようだ。

ちなみにその人口は5万人ちょっと。そもそもマケドニアの情報技術産業が集積している都市らしいが、こんな偽情報を流してお金を稼ぐことになるなどは想定外であっただろう。

あと、トランプはCNNなどをフェイク・ニュースと攻撃していたが、自分たちは、マケドニアの若者達のフェイク・ニュースに見事に引っかかった訳である。まあ、結果、自分たちの勝利に導いたのでいいのかもしれないが、トランプ支持者でだまされた人達はいい面の皮である。

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