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錦帯橋を訪れる [地球探訪記]

 大阪から福岡に移動するという、あまりないシチュエーション。これは、これまで見たくても見る機会がなかった岩国の錦帯橋に行こうと思い、あまり考えずに新大阪で岩国駅への切符を購入する。そして、新幹線にてネットで錦帯橋の場所を確認すると、岩国駅から5キロメートル弱離れていることを知る。むしろ、新岩国駅の方が近いぐらいである。しかも、岩国から福岡まで行くのに鉄道だと相当、時間がかかることを知る。というか、新岩国に停まる新幹線が少ないのだ。
 しかし、後の祭り的なところもあり、とりあえず岩国駅に向かう。広島駅で山陽本線に乗り換えて、岩国まで行く。ほぼ50分かかった。岩国駅前で急いで中華麺を昼ご飯で食べ、バスで錦帯橋まで行こうと考えたが、時間がもったいないのでタクシーを拾う。ただし、5キロメートルというのはなかなかの距離で、料金も1540円もした。
 また、岩国駅前は国道2号線が走っているのだが、今時珍しい2車線。車線数が多ければいいとはまったく思わないが渋滞をしている。なんか、いろいろな面で時間がかかって大変だ。
 さて、とはいえ錦帯橋は見ることができた。日本三名橋の一つである。全長は193.3メートル、釘が一本も使われていない木造のアーチ橋である。そのアーチの曲線の美しさは、なかなかのものである。1673年につくられたが、現在のものは1950年に台風で流出された後の1953年に復元されたものである。ミュンスターのプリンツィプル・マルクトのように、歴史的建築物・建造物を復元させることは、その都市のアイデンティティを次代に継承することに繋がる。そういった意味で、錦帯橋を次世代に残すために努めることは、極めて重要な施策になると思われる。実際、錦帯橋でも岩国駅でも新岩国駅でも多くの外国人観光客をみた。錦帯橋があるからこその岩国、といった側面はグローバリゼーションが進むにつれ、さらに重要になっていくと思われる。
 その後、新幹線に乗るために錦帯橋から1.5キロメートルほど離れた錦川鉄道の川西駅まで歩いて行き、そこから一駅乗り、新岩国駅まで行く。これは一駅ではあったが、距離は結構長かった。料金は230円であった。新岩国駅はどうも1時間に1本しか鉄道が停まらないようである。私も30分ほど待たされた。

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