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ゼミ生の卒論の内容を報告しに、栃木県栃木市へと行く [地域興し]

 ゼミ生と栃木県栃木市に行く。一人のゼミ生の卒論が、日本のキャラクターのイメージ調査をドイツ人と日本人に行い、その選好比較をしたものなのだが、すべて日本人の方がポジティブなイメージを持っていた中で、唯一、そうでなかったのが栃木市のゆるキャラの「とちすけ」。ということで、市役所に行って、その研究結果を報告してきた。市役所の担当は喜んでくれたけど、私としてはマスコミ等に発表してもらいたいところである。とはいえ、大学で毎年、大量に書かれる卒論。学生達は相当のエネルギーと情熱を注いでも、なかなかそれが世間の注目を浴びることはない、というか読んでもらう機会も滅多にない。といいつつ、8年前の4期生が執筆した「プロ野球選手と結婚する方法論」という卒論は、大炎上をして、ある出版社から是非とも出版したいと数回、私のところに営業に来たことがある。この大炎上は別にマイナスのものではなく、好意的というか「意外としっかり分析されている」というプラスのものが多かったが、本人の出版意向がほとんどなく、また公表しないということで、実際、プロ野球選手の奥様方に取材をしたりしたので、実質的に出版することは難しかった。この件があって、本人からの依頼もあってゼミOBのホームページに卒論のPDFをアップすることも控えたりしたのだが、卒論といえでも侮るなかれ。といった内容のものも少なくない。今回のドイツ人は「とちすけ」を好意的に思っている、なんていうのも新しい発見だと思ったりする。なるべく多くの人に知ってもらいたい、この調査結果。
 さて、仕事が終わった後、栃木市名物のモロ(サメ)料理を食べ、なぜ、みんなサメを食べないのかを理解し、その後、代官跡地や岡田家22代目(23代?)のご隠居の大邸宅などの歴史的建築物を見に行った。岡田家25代の奥様がいろいろと話をしてくれたので、栃木市の理解が深まった。岡田家では広大な敷地を維持するために、子供を医者にしたそうだ。医者以外の職業だと、維持が大変だからということだけど、なかなか世知辛い世の中だなと思うと同時に、それで医者になれるとは優秀な子供達であるなと思ったりした。

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(東武デパートと同じ建物の中にある栃木市役所)

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(適当に入った喫茶店が岡田記念館だった)

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(岡田家25代目の奥様とゼミ生との記念写真)

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(岡田家の翁島別邸)
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