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スローシティのオルヴィエートのホテルには感心できなかった [サステイナブルな問題]

 スローシティのオルヴィエートのホテルに泊まった。日本円で6000円ちょっとのホテルというか民宿である。さて、ここは結構、評判がよいようで、ミシュランガイドが評価したシールが誇らしげに玄関のドアに貼られている。さて、部屋は日本のビジネスホテル並みに狭く、風呂もシャワーであったが、ここらへんは自宅を改造したのでしょうがないと納得する。何より、値段は安い。
 さて、しかしポイントは朝ご飯である。イギリスのベッド&ブレックファストでも朝ご飯は勝負どころである。私はイギリス料理を美味しいと思ったことは本当にほとんどない。家庭料理をご馳走されたこともあるし、金に糸目をつけないで高級レストランで食べたこともある。しかし、美味しいとは思えなかった。ただし、唯一の例外はベッド&ブレックファストの朝ご飯である。ちなみに、おそらく食事が全世界で一番不味いアメリカでも、値段は高いがベッド&ブレックファストでは美味しい朝食にありつける(まあ、これはカリフォルニアだからかもしれないが)。そういうことを考えると、今回のオルヴィエートのホテルは、記憶にないほど今ひとつで貧相な朝食であった。
 まず飲み物は水と牛乳とオレンジジュースと思しきオレンジ色の飲み物。これは、しかしオレンジ色が明らかに自然の色ではない。合成着色料ですよ、と主張するようなオレンジ色である。ハムやチーズも色からして、食欲をそそるようなものではなかった。しょうがないので、ヨーグルトに果物を入れたものを食べようと思って、キウイを取ろうとしたらそれはグニュグニュの状態であった。とても食べられるようなものではない。これは、ただの飾りとして置いているだけなのかもしれない。結局、ヨーグルトに干しぶどうを入れたものと既製品のヨーグルトと手作りではあるが美味しくないパウンド・ケーキしか食べなかった。とてもスローシティという食事の美味しさや豊かさで売っている町の民宿の朝食とは思えなかった。
 今回の旅行でも、ミラノのホテルに2泊したが、そこのバイキングの朝食は、流石イタリアと思わせるほどのクオリティであった。これは、ブラジルのホテルのバイキングの朝食と比べているからかもしれないが、今回宿泊しているオルヴィエートのホテルの朝食は、ブラジルのホテルのバイキングの朝食に比べても大きく劣る。
 これは大変なショックというか驚きである。スローシティという称号が泣いている。

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(スローシティのホテルの朝食とはとても思えないみすぼらしさ)

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(結局、ヨーグルトとパウンド・ケーキと今ひとつのカフェオレしか食べられなかった)
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