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トランプは日本が嫌いであるという印象を受ける [トランプのアメリカ]

 トランプ大統領は1月11日の記者会見で、「中国、日本、メキシコとは貿易不均衡で毎年数千億ドルを失っている」と日本を名指しで批判した。ここで、私がとても気になったのは、米国の貿易赤字国ランキングの2位であるドイツに言及していないことである。ちなみに1位は中国、2位ドイツで3位日本、4位メキシコとなっている。なんでドイツをスキップしたのか。トランプの父親がドイツ系ということもあるかもしれないが、納得ができない数字である。ちなみに、米国への輸出額をみると日本の1313億ドルはメキシコからの2964億ドルの半分以下である。
 以下は、憶測での話なので無責任なことを書いてしまうのだが、私はどうもトランプのロシアへの過度の偏向、そしてそれと同時に中国への攻撃性の高さなどから、スラブ、アングロサクソン系を好み、アジアを蔑視するような考えを潜在的に有していると思うのである。トランプの3人の妻のうち、2人はアメリカ移民一世で訛りが極めて強い英語を話すスラブ系の女性であること、今回のドイツを批判から外すこと、などからも私は人種差別的な傾向をみてしまうのである。
 したがって、日本は相当、トランプ下ではやられると私は見ている。少なくとも米国輸出関連企業は、これからの4年間は相当、苦労することになるだろう。自民党はTPPに対して楽観的な見方をしていたが、トランプのメキシコ国境の壁、などの持論への執着の高さなどから類推するに、TPPをアメリカが批准することは、この4年間ではまずあり得ない。その公約を守ることが、トランプの大統領としての生命線でもあるからだ。どちらにしろ、日本にはまったく肯定的なイメージは本心では持っていないという印象を受ける。これからは、アメリカ人だけでなく、日本人にとっても大変な4年間になりそうだ。

タグ:トランプ
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