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ハバナ・クラブ博物館 [地域興し]

オールド・ハバナ地区にあるハバナ・クラブ博物館を訪れる。ハバナ・クラブとはキューバで製造されているラム酒である。1878年からつくられているのだが、元のオーナーは1959年のキューバ革命で亡命して、国有化される。その後、1994年にフランスの会社との合弁事業を行うこととし、現在はハバナ・クラブ・インターナショナルという会社が経営をしている、2011年の販売総数は380万ケース以上ということだからなかなかのものだ。
 ハバナ・クラブ博物館はオールド・ハバナ地区のウォーターフロント沿いの18世紀につくられたコロニアル・タウンハウスの建物をリノベーションしたところにある。階高のある3階建ての建物で、1階はお洒落な中庭のパティオが印象的である。どのようにラムがつくられるのか、その製造過程の展示と、またラム工場周辺のジオラマはいかに鉄道がラムをつくるのに使われていたかがよく理解できる。
 キューバという風土がラムをつくりだし、ラムが数々のカクテルをつくりだしたことが分かり、キューバとさとうきび、ラム、カクテルといった関係性が見えてくるなかなか有意義な展示が為されている。そして、当然、ハバナ・クラブの商品ラインアップの説明も受け、ハバナ・クラブ通にもちょっとなれる。最後にテースティングもさせてくれるが、ストレートで飲むラムは強烈で喉がカッカする。ガイドの英語は非常に流暢であった。キューバ人の英語力は一般的に驚くほど高い。やはり、これも教育レベルが高いことの反映なのだろうか。

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(ジオラマの展示はなかなか迫力がある)

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(若い女性のガイドは英語も流暢)

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(1階のパティオ)

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(博物館の外観)

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