SSブログ

空港内のホテルに泊まるメリット [地球探訪記]

 メキシコ・シティでは空港内のホテルに泊まった。空港内のホテルは都市を楽しめないので、私はあまり好きではなかった。しかし、今回は大正解であったと思う。幾つか、そのメリットを箇条書きで整理したいと思う。
1)まず、メキシコ・シティ空港に到着してすぐ荷物を預けられるのが楽である。メキシコ・シティ空港から都心部までは時間距離が長い。専用バスレーンを走るバスで1時間はかかる。タクシーに乗ればもっと早いだろうが、それでも道路渋滞は大変であるし、タクシーに乗るのがストレスである。
2)他のメキシコ内の都市等に行くのに便利。今回はグアナファトに日帰りで行ったが、空港内のホテルに泊まったこともあって、朝6時20分発、夜22時着の飛行機でも特に問題なく行くことができた。6時20分発だと5時30分には空港にいたいが、その時間に空港に到着しようとすると相当のストレスを覚えると思うのである。空港に着いた時はさすがに披露困憊であったが、着いてすぐホテルに戻れるというのは本当に助かる。
3)メキシコ・シティ空港は空港内施設が充実している。特に為替交換所や銀行があるのは助かる。レストランも割高ではあるし、そんなに美味しいところはないが、とりあえずしっかりと食べることもできる。コンビニもある。よく「都市の中の都市」という形容がなされるが、このメキシコ・シティ空港こそは、「都市の中の都市」であるという印象を受けた。
4)都心との接続も悪くない。タクシーはちょっと面倒くさいし、地下鉄はちょっと歩かなくてはいけないが専用レーンを走るバスであれば空港に直結して停泊してくれるので有り難い。私はほぼこのバスで都心に行き、都心から戻ってきた。
 ということで、メキシコ・シティのような大都市で公共交通の便が(改善は随分とされたが)それほど優れていないような都市においては、空港で宿泊することは相当、便利であると感じた次第である。問題点はターミナルが2つあって、それぞれ離れていることだが、ホテルだとシャトル・バンのサービスもしてくれるのでこれも嬉しい。
 ただし、このように空港内ホテルが便利であるのは、やはり都市的機能が充実しているからだと思われる。さらには、鉄道といった陸上交通が不便で周辺の都市に行くのに飛行機を使わざるを得ない、というか飛行機の相対的利便性が極めて高いから使えるのではないかとも思われる。
 しかし、このように考えるとサンパウロ空港などはホテル利用が便利かもしれない。だけど、サンパウロはホテルに直結したホテルは確か、ないんだよね。こういうところがブラジルの不思議なところである。経済的合理性が働かないのだ。

nice!(5) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 5