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雌阿寒岳(日本百名山登頂18座) [日本百名山]

 雌阿寒岳に挑戦する。宿泊をしていた北見のホテルをレンタカーで8時前に発ち、仲間を女満別空港で9時頃にピックアップ。その後、コンビニなどに寄って、雌阿寒岳の登山口の野中温泉に到着したのが11時30分。登山を開始したのは11時45分と結構、遅くなってしまった。
 登山開始は鬱蒼とした森の中。1合目に到着したのが12時ちょうど。クワガタムシなどにも遭遇。ちょっと子供心が刺激されて嬉しい気分。2合目に到着したのは12時11分。さらに20分ほど歩くと、展望が開けて、緑の絨毯のように広がる森が気持ちよい。さらに20分ほど行くと、低木のガレ場の急坂になる。神秘の湖、オンネトー湖も見られるようになり、それからしばらく我々の目を楽しませてくれる。5合目に着いたのが1時間後の13時。天気に恵まれたこともあって、素場らしい景色を左右に見つつ標高を稼ぐ。7合目に着いたのが13時25分。急坂を頑張って歩き、シリンダー・コーン状の阿寒富士と火口の赤沼がみられるところには13時52分に到着。ほぼ登り始めてから2時間ちょっとほど時間が経った。ここからはオンネトー湖がみられなくなる代わりに、左側に阿寒湖が展望できる。阿寒湖も湖面の色がグラデーションのように変化していて美しい。火口の外輪山を登り、山頂に到着したのは14時05分。2時間20分ほどかかった。
 山頂からは青沼がみられる。青沼の狂気が感じられるような美しい青色に感銘を覚える。相当、美しい自然景観であり、登山をした苦労が報われる気分になる。ここでお湯を沸かし、アルファ米のご飯を食べる。アルファ米のご飯は熱湯を入れてかき混ぜて15分ほどチャックをして浸したままにして食べるインスタント食品である。はじめて食べたが、まあ登山飯ということで美味しく食べられた。1時間ほど休憩をして15時15分頃から下山を始める。
 ここからは、阿寒富士の登山口を経て、オンネトー湖のキャンプ場へ向かうルートを取る。山頂から阿寒富士の登山口までは、噴煙がたっており、そのガスは有毒であるために、急いで通り過ぎないといけない。しかし、相当のガレ場なのでストックがないと降りにくい。ストックはある意味で必須である。とはいえ、降り始めこそ強烈な硫黄臭がしたが、ちょっと通り過ぎるとそのような臭いもしなくなったので、落ち着いて降りていく。オンネトーを観つつ、オンネトーを目指して歩いて行くのは気分がよい。
 オンネトーのキャンプ場に着いたのは17時過ぎ。自動車を駐車した野中温泉まではさらに1時間。ちょっと疲れていたので、体力のある若い男性の中君に一人で自動車を取りにいってもらい、その間、我々はオンネトーの展望所にて彼を待っていた。
 私は4度目のオンネトーであったが、今回ほどオンネトー周辺の自然を満喫できたことはなかった。登山をすることで、その自然環境を身体をもって知ることができる有り難みを実感する。

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(登山口の入り口)

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(くわがた)

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(オンネトーを観つつ、登っていきます)

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(オンネトーの色は神秘的です)

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(阿寒湖も展望できます)

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(赤沼。山頂はもう少し)

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(山頂からは雄大な展望が得られます)

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(山頂)

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(青沼)

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(阿寒富士)

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