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くるり@神奈川県民ホール(2016.05.30) [ロック音楽]

 くるりを神奈川県民ホールで観る。くるりは二年ぶりぐらいか。椎名林檎を除くと、私が唯一、積極的にライブを観たいと思う邦楽バンドだ。今回のコンサートは前半は2004年に発表されたアルバム『アンテナ』の完全再現。そして、後半はジョゼのテーマ、飴色の部屋、ハイウェイ、さよなら春の日(シングル、ロックンロールのB面)、地下鉄、さっきの女の子。アンコールはHello Radio, かんがえのあるカンガルー、ふたつの世界、そして今度シングルとして発表するらしい「琥珀色の街、上海蟹の朝」。Now and Then のツアーでは『図鑑』バージョンが聴きたかったが、その次に聴きたいはこの『アンテナ』だ。私が最も好きなくるりの曲『ロックンロール』が入っていることが何しろポイントが高いが、今回のコンサートでつくづく思わされたのは『How to Go』の格好良さである。結構、ギターを歪ませて、弾きまくっているような激しいチューンが多い。また、後半部でハイウェイ、そして飴色の部屋をやってくれたのは嬉しかった。この2曲も私のくるりベスト10に入るようなお気に入りの曲なのだ。それにしても、今回のコンサートは改めて、くるりの守備範囲の広さと音楽センスの良さに感心させられた。
 それにしても岸田繁は器用だ。ジミ・ヘンドリックスとブラームス、ビートルズそして瀧廉太郎を彷彿させるミュージシャンは世界広しといえども岸田繁ぐらいではないか。新曲はなんかボビー・コールドウェル風のラップ音楽のようなものだったし。

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