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できるだけ何もしたくない若者が増えている? [サステイナブルな問題]

 最近の大学生をみていて気づいたことは、何もしたくない若者が増えていることである。生きる気力がない、というようなアパシー状態がずっと続いていて常態になってしまったような若者が多いのである。まるで大学四年生まで5月病が続いているかのような感じである。
 最近、私のゼミに入りたがる学生が減っている。それは、私のゼミが忙しいからである。何もしない、あまり勉強しない、そういうゼミに人が集中する。したがって、昔の人気ゼミは人が来なくなっている。倍率が高い中、勝負するより手堅く入れるゼミに応募する。そういう意味では、ゼミには入りやすくはなっているが、それじゃあ何のためにゼミに入るのか。学生達が、大学とかゼミとかを無目的化しているのだ。やる気がない先生のゼミの方が人気がある、というこの不思議。いや、昔からそのようなニーズはあったのかもしれないが、それがマジョリティに現在はなりつつあるような気がする。単に、うちの学部の学生達のレベルが落ちただけかもしれないが。
 このような学生達は、「何もしないことが幸せ」のようである。美味しいものも追求しない。お腹が満たされればいいのだ。恋愛も当然、面倒くさいからしない。生き甲斐みたいなものを追求するという考え自体がうざったいようなのだ。
 さて、そして、このような学生が卒業後、どうするのか。どうも公務員を目指しているようなのだ。一番、楽な仕事と思っているようなのだ。いや、公務員も相当、大変な仕事だと思うのだが。
 まあ、競争心に溢れた鬱陶しい団塊の世代よりはちょっといいかもしれないが、そろそろ、日本が無くなる日も近づいているのかもしれない。

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