『タッグ・オブ・ワー』 [ロック音楽]
1981年に発売されたポール・マッカートニーのソロ3作目。それまでの2作のソロ作品とは比べものにならない捨て曲がほとんどない大傑作である。というか、天才メロディ・メーカーのポールの面目躍如たる作品である。ジョージ・マーティンを迎えてつくられたためか、カリブ海の孤島でつくられたためか、ジョンが殺されるという事件を経て発表されたアルバムではあるが、全般的にポールの優しい側面が打ち出された聴くものの心が洗われるようなアルバムとなっている。スティービー・ワンダーとの共演曲の「エボニー・エンド・アイボリー」が有名だが、他にも10CCのエリック・スチュワート、スタンリー・クラーク、リンゴ・スターなどが共演している。