『パイプス・オブ・ピース』 [ロック音楽]
ポール・マッカートニーの1983年のソロ・アルバム。前作『タッグ・オブ・ワー』とは二枚組のような位置づけで、ともにジョージ・マーティンがプロデューサーをしている。タイトル曲の『パイプス・オブ・ピース』を始めとして、ポール節に溢れたメロディ・センスが秀でた楽曲が多い。なんか、長閑な多幸感に溢れるアルバムである。マイケル・ジャクソンとの楽曲である『セイ・セイ・セイ』、ビートルズ時代のポールの曲を彷彿させる『ザ・アザー・ミー』や『ソー・バッド』。ELOかと思うかのような『キープ・アンダー・カヴァー』。ポールの優しい側面が前面に出たアルバムであり、是非ともコレクションに加えておきたいアルバムである。