男体山に登る(百名山12座登頂) [日本百名山]
日光の男体山に登る。日光の中禅寺湖の背景に主人のように屹然と立つ山である。標高は2486メートル。なかなか高い。円錐形の山容は、どんとしていて貫禄がある。登る前日に東京を発ち、夜の9時過ぎに中禅寺湖畔の宿に泊まる。朝食がついて5500円はなかなかリーズナブルである。朝5時に起き、5時30分の朝食。朝食は塩鮭となかなか豪華。有り難い。今日はおそらく、相当のカロリーを消費すると思われるからだ。
登山口の二荒山神社までは宿から歩いても15分だったのだが、この往復15分を節約するためにも自動車で神社の駐車場まで行く。6時過ぎにはもう結構、駐車されていた。今日は秋の晴天の日曜日でもあり、また閉山の日とも重なったために通常よりも多くの登山客が来ているのかもしれない。さて、二荒山神社では、入山料を500円支払わなくてはならない。ということで、支払う。簡単な地図とお守りのようなものをいただく。さて、神社でお参りをしてからいざ出発。6時43分。
(二荒山神社で記念撮影)
いきなり、神社の階段。なかなかの長さだ。しかも、これを抜けても急坂。厳しい山だというのは知っていたが、最初からこれは相当きついのではないか、と前途が不安になる。ただ、紅葉は美しい。今がまさに見頃であろう。
(二荒山神社の鳥居をくぐる)
(いきなり階段から登山は始まる)
しばらく歩くと、車道に出る。これからは車道沿いに歩いて行くのが正規のルートであるようだが、前を歩いている人が車道ではなく笹藪の中を歩いて行く。どうも、踏みならされた道のようなものも出来ている。ということで、彼らに付いていったのだが、これは相当、近道であった。ただ、急坂であるので下りに使うのは難しいとは思う。
四合目に着いたのは7時43分。ちょうど1時間である。コースタイムよりはちょっと早い。というか、途中、ずるをしたので、その分を稼いだだけかもしれない。振り返れば中禅寺湖が広がる。これは素場らしい光景で、登山の疲れも飛ぶ。紅葉も素場らしい。
(四合目からの中禅寺湖の展望)
(素場らしい紅葉)
四合目からは険しい坂が始まる。カメラも鞄の中にしまい、ひたすら登山に専念する。
七合目は8時54分。ここからはガレ場。ストックをザックにしまい、軍手をして岩を登っていく。これは気分的にはもうロッククライミングである。
(ガレ場は凄まじい)
八合目は9時31分。中禅寺湖の展望は絶景の一言に尽きる。いや、この景色が見られただけでここまで登った苦労が報われるというものだ。相当、披露がたまっているようでやたらに水を飲む。
(中禅寺湖の展望が勇気を与えてくれる)
九合目は10時31分。ここらへんからは森林限界。まず階段で坂を登っていくが、それからは赤茶色の砂礫を登っていく。なかなか野趣溢れる景観だ。ここでもまだ急坂。というか、1200メートルぐらいの標高をこの急坂で登っていくので、ある意味、短時間で登れるということもいえるかもしれない。しかし、きつい山だ。ここらへんから木がないこともあって、突風に煽られる。なかなか寒い。私は安物の手袋と軍手を重ねていたのだが、寒さで手が悴む。10月なので別に普通の手袋で問題ないだろうと思っていたが大間違いだった。下山していた人は、頂上は氷点下6度だという。関東圏であっても山は厳しいということを改めて思い知らされる。
(階段を登れば頂上が近づいてくる)
さて、しかし頂上が近づくと元気も出てくる。頂上に着いたのは10時31分。3時間48分。ほとんど追い抜かされるばかりであったので、普通の健脚の人はこれより早く登れるのではないだろうか。風は強かったが、建物がちょうど強風から守ってくれる場所があるので、そこでカップヌードルを食べ、珈琲を飲む。到着した時間が遅かったこともあり、氷点下6度という寒さではなく、せいぜい氷点下ぐらいであった。とはいえ寒いことは寒い。素手で食事をするのは厳しいぐらいであった。食後は、秋の晴天日の360度の大絶景を存分に楽しんだ後、11時45分に下山開始。
(頂上の鳥居)
(頂上にて記念撮影)
(中禅寺湖をバックに)
(頂上から中禅寺湖の展望)
(関東平野の展望)
(奥白根山の雄姿もばっちり見えます)
急坂なので下山も決して楽ではない。私は膝が弱いため、むしろ下山で膝をやられる場合が多いので十分に注意をしながら降りていく。六合目ぐらいまでは、ストックは邪魔。手で岩を押さえながら、降りていく。
さて下山したのは14時15分。2時間30分である。往復時間は6時間ちょっと。今回は膝のサポーターをしていたこともあり、比較的膝の痛みは出てこなかったのだが一合目辺りの坂でちょっと右膝が痛くなってきた。まあ、どうにか下山できたが、神社の駐車場に停めずに、宿の駐車場に停めたら、この15分間でやられたかと思う。本当、念には念を入れて安全側で動かないと無理が効かない身体であることを改めて自覚する。
(無事、下山できました)
寒さにはやられたが、逆にこの空気の冷たさが光を凛としたものにし、紅葉の美しさは例えようのないものであった。また、素場らしい天気に恵まれ、秋登山の醍醐味を味わうことができた。
登山口の二荒山神社までは宿から歩いても15分だったのだが、この往復15分を節約するためにも自動車で神社の駐車場まで行く。6時過ぎにはもう結構、駐車されていた。今日は秋の晴天の日曜日でもあり、また閉山の日とも重なったために通常よりも多くの登山客が来ているのかもしれない。さて、二荒山神社では、入山料を500円支払わなくてはならない。ということで、支払う。簡単な地図とお守りのようなものをいただく。さて、神社でお参りをしてからいざ出発。6時43分。
(二荒山神社で記念撮影)
いきなり、神社の階段。なかなかの長さだ。しかも、これを抜けても急坂。厳しい山だというのは知っていたが、最初からこれは相当きついのではないか、と前途が不安になる。ただ、紅葉は美しい。今がまさに見頃であろう。
(二荒山神社の鳥居をくぐる)
(いきなり階段から登山は始まる)
しばらく歩くと、車道に出る。これからは車道沿いに歩いて行くのが正規のルートであるようだが、前を歩いている人が車道ではなく笹藪の中を歩いて行く。どうも、踏みならされた道のようなものも出来ている。ということで、彼らに付いていったのだが、これは相当、近道であった。ただ、急坂であるので下りに使うのは難しいとは思う。
四合目に着いたのは7時43分。ちょうど1時間である。コースタイムよりはちょっと早い。というか、途中、ずるをしたので、その分を稼いだだけかもしれない。振り返れば中禅寺湖が広がる。これは素場らしい光景で、登山の疲れも飛ぶ。紅葉も素場らしい。
(四合目からの中禅寺湖の展望)
(素場らしい紅葉)
四合目からは険しい坂が始まる。カメラも鞄の中にしまい、ひたすら登山に専念する。
七合目は8時54分。ここからはガレ場。ストックをザックにしまい、軍手をして岩を登っていく。これは気分的にはもうロッククライミングである。
(ガレ場は凄まじい)
八合目は9時31分。中禅寺湖の展望は絶景の一言に尽きる。いや、この景色が見られただけでここまで登った苦労が報われるというものだ。相当、披露がたまっているようでやたらに水を飲む。
(中禅寺湖の展望が勇気を与えてくれる)
九合目は10時31分。ここらへんからは森林限界。まず階段で坂を登っていくが、それからは赤茶色の砂礫を登っていく。なかなか野趣溢れる景観だ。ここでもまだ急坂。というか、1200メートルぐらいの標高をこの急坂で登っていくので、ある意味、短時間で登れるということもいえるかもしれない。しかし、きつい山だ。ここらへんから木がないこともあって、突風に煽られる。なかなか寒い。私は安物の手袋と軍手を重ねていたのだが、寒さで手が悴む。10月なので別に普通の手袋で問題ないだろうと思っていたが大間違いだった。下山していた人は、頂上は氷点下6度だという。関東圏であっても山は厳しいということを改めて思い知らされる。
(階段を登れば頂上が近づいてくる)
さて、しかし頂上が近づくと元気も出てくる。頂上に着いたのは10時31分。3時間48分。ほとんど追い抜かされるばかりであったので、普通の健脚の人はこれより早く登れるのではないだろうか。風は強かったが、建物がちょうど強風から守ってくれる場所があるので、そこでカップヌードルを食べ、珈琲を飲む。到着した時間が遅かったこともあり、氷点下6度という寒さではなく、せいぜい氷点下ぐらいであった。とはいえ寒いことは寒い。素手で食事をするのは厳しいぐらいであった。食後は、秋の晴天日の360度の大絶景を存分に楽しんだ後、11時45分に下山開始。
(頂上の鳥居)
(頂上にて記念撮影)
(中禅寺湖をバックに)
(頂上から中禅寺湖の展望)
(関東平野の展望)
(奥白根山の雄姿もばっちり見えます)
急坂なので下山も決して楽ではない。私は膝が弱いため、むしろ下山で膝をやられる場合が多いので十分に注意をしながら降りていく。六合目ぐらいまでは、ストックは邪魔。手で岩を押さえながら、降りていく。
さて下山したのは14時15分。2時間30分である。往復時間は6時間ちょっと。今回は膝のサポーターをしていたこともあり、比較的膝の痛みは出てこなかったのだが一合目辺りの坂でちょっと右膝が痛くなってきた。まあ、どうにか下山できたが、神社の駐車場に停めずに、宿の駐車場に停めたら、この15分間でやられたかと思う。本当、念には念を入れて安全側で動かないと無理が効かない身体であることを改めて自覚する。
(無事、下山できました)
寒さにはやられたが、逆にこの空気の冷たさが光を凛としたものにし、紅葉の美しさは例えようのないものであった。また、素場らしい天気に恵まれ、秋登山の醍醐味を味わうことができた。