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松本人志の安保法賛成の論点はずれている [サステイナブルな問題]

ちょっと前の話だが、松本人志が7月19日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、以下の発言をしたらしい。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/18/security-law-hitoshi-matsumoto_n_7826040.html

「戦争反対とか、平和がいいというのは、安倍さんもそう思っていると思う。地球上全員が思っていると思う。
でも、それはわかっているんですが、例えば車を運転していて、シートベルトもしていて、酒も飲んでいない、脇見運転もしていない、法定速度を守っていても、横からや後ろからぶつかってこられることってあるわけですよね。そういう時に、『交通事故やめて』といわれても、『あれっ?』ていう話じゃないですか?今の日本てそういう状況かなって。このままだと、当て逃げされますよ。『ぶつけたら厄介やぞ』と思わせないと、と思います。
しかし、安倍さんのやり方は残念ながら…」

松本人志は安保法案の性格をほとんど理解していないのではないか。それとも理解しているのに、敢えてこういう話をしているのだろうか。産経新聞はこの発言を絶賛しているそうだが、もう完全にマスゴミ化しているな。

安保法案というのは、アメリカという暴走族の手下入りをするようなものだ。したがって、確かにそういう点からは親分がやばいので『ぶつけたら厄介やぞ』と思われるかもしれないが、逆に親分の乱闘に参加させられるようになる。もちろん、現状では特攻隊とかにさせられることはなく、後ろで待機していろ、ぐらいの協力かもしれないが、それまでは、自分が絡まれたり、ぶつかってこられた時ぐらいしか闘わなくてもよかったのが、自分と直接、関係ない(何かと関係あるというこじつけをされて)乱闘にも付き合わされることになるであろう。

安保法案を改正しなくても、「ぶつけたら厄介」ぐらいの自衛権を日本は有している。「ぶつけられたら」文句を言うし、相手の攻撃を武力で排除できる。改正する必要はまったくない。

安保法案を改正する背景にあるのは、第三次アーミテージ・レポートである。このレポートは、「日本が今後世界の中で『一流国』であり続けたいのか、あるいは『二流国』に甘んじることを許容するつもりなのか」といい、日米同盟の強化(やくざの手下入り)を強要してきた。
 まさに暴走族というか、やくざの恐喝のような「日本をなめた」内容で、これを潔く拒むことが一国として「なめられない」ためにも必要であったのに、恐喝に屈したのが安倍政権であり、実際、安保法案改正内容は、ほとんどが、このレポートに添っている。
 今後は、この暴走族というかやくざから、相当、みかじめ金を取られることになる。いや、今でも随分と取られているが、さらに取られる根拠をつくってしまったかなと思う。

松本人志こそが「平和ぼけ」だ。

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