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モンペリエからパリへと向かう [地球探訪記]

 三週間に及ぶ大ヨーロッパ旅行もいよいよ終焉を迎える。帰国便の空港はパリだ。今回はグローバルパスを持っているので、パリまで列車で行ってもよかったのだが、モンペリエから飛行機に乗ることにした。これは、パリに列車で着いた後の空港までの移動が滅茶苦茶ストレスフルだからである。以前もTGVに乗って、パリのリヨン駅からシャルル・ドゴール空港まで行こうとしたのだが、タクシーの運転手が他の客も乗せて、遠回りをし、さらに道に迷ったりしたので、危うく飛行機に乗り遅れそうになったことがある。その時は、本当、私も心底、腹が立って、日本語で怒鳴りまくっていた。運転手は結構、びびったのだが、そのせいか、時速200キロぐらいで高速を走り、私もこれは死ぬかな、という思いをしたことがある。
 だから基本的にはシャルル・ドゴール空港は極力利用を避けているのだが、今回はいろいろと行程の都合でパリ便しか取れなかったこともあり、シャルル・ドゴールを利用している。ただし、タクシーには乗らないし、鉄道にも乗らない。鉄道も以前、利用したことがあるが、成田空港やヒースロー空港と比べてもはるかに不便である。ということで、飛行機でシャルル・ドゴールまで行けばいいんだ、ということに気づいて、わざわざモンペリエから飛行機に乗って、シャルル・ドゴールまで向かっているのである。まあ、私はパリにはそれほど行きたいとは思わないから、それでも構わないのである。
 モンペリエ空港へのアクセスだけが問題であった。タクシーでもいいのだが、そういう経験に加えて、以前、オルリー空港からパリ市内に向かったら白タクに乗ってしまい2万円ぐらいぼったくられたこともあるので、私はもうフランスでのタクシー恐怖症なのである。フランスではタクシーの運転手をみたら泥棒と思え、という格言までも勝手につくっているぐらいである。
 ということで、公共交通で行くことを考えた。ホテルは中央駅前なので、トラムに乗るのは便利だが、トラムは空港までは残念ながら行っていない。途中、ヨーロッパ広場という場所で空港バスに乗り換えなくてはならない。まあ、それでいいかとトラムに乗る。トラムは1.5ユーロ。空港バス乗り場はトラムの駅からちょっと離れていたが、すぐ見つかった。ちょうどバスが出発するところであった。このバスの料金は1.6ユーロと格安であった。5ユーロぐらいを覚悟していたので意外だった。このバスは荷物置き場もしっかりとしていて、なかなか乗り心地も悪くなかった。空港までは20分もしないで着いた。これは比較的快適である。また、シャルル・ドゴールを使う羽目になったら、なるべく、このルートを活用しよう。もちろん、リールやベルギー方面など、TGVでシャルル・ドゴールまで直結している場合は、そのまま鉄道で行きます。

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