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中東の人たち(カタールとかサウジの人たち)は東アジア人を見下しているのではないか [グローバルな問題]

 コペンハーゲン駅で列車に乗ろうとすると、イスラム教の女性2人組が乳母車を列車に乗っけるのに手伝ってくれ、みたいなことを言う。言葉は分からなかったのだが意味は分かったので、手伝った。ここらへんはドイツとかだと普通の親切である。ただ、この乳母車が異常に重い。なんだ、この重さはと思ったら、子供が2人も乗っていた。ちょっとふざけるな、と思ったが、この女性2人はまったく御礼も何も言わない。世界にはいろいろな文化があるが、こういう時には「ありがとう」というのが万国共通であろう。もちろん、彼女たちの国にも「ありがとう」という言葉はあるはずだ。私は「ありがとうぐらい言えよな」と捨て台詞を吐いたが、それにしても、この状況で御礼を言わないのは不思議である。そこで、ふと思ったのだが、この人たちは、東アジア人(中国人、日本人、韓国人等)をお手伝いさん的な下流国民であると思っているのではないか、ということである。というのはヨーロッパの飛行場での荷物検査とかでも、中東の金持ちの人たちは平気で私を追い抜こうとする。私が文句を言うと、「何を偉そうに」、「何様だと思っているんだ」みたいなことを平気で言ってくる。この人たちは観察していると、ヨーロッパの人たちにはそういうことはしない。
 中東には多くの中国人が出稼ぎのように行って、サービス産業やお手伝いさんなどをしている。そういうことで、我々の東アジアの風貌の人たちを下に見下しているのではないだろうか。いや、私は大きく外しているかもしれない。ただ、日本人は国内では中国人や韓国人などを差別したり、いじめたりして得意になっているが、海外に行くとこういう理不尽な思いもさせられるのである。そういう中で、地球経済は回っている。自分が差別されたくないな、と思ったら人も差別するべきではないと思う。差別をする人は、それだけで品性下劣で人間としてもつまらないことだと思う。そういう下劣な人を社会としては許さない、ということで差別は法律とかでも規制されている国が多いのだ。ヘイト・スピーチを得意になってやっている人はそういうことも理解した方がいい。そのような下劣な考えを持つのは自由かもしれないが、それを発信したり表現したりしたら処罰されるということだ。それは表現の自由とかの問題ではなく、性器を人前でさらしたら罰されるのと似たような問題である。

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