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東京の水道水にはセシウムが含まれている [原発問題]

 2015年4月−6月の上水に含まれる都道府県別のヨウ素、セシウム134、セシウム137の検出結果をみて驚いた。半減期が8日のヨウ素はさすがにどこも検出されていない。2年のセシウム134も相当、減ってはいるが、それでも福島県、茨城県、栃木県、群馬県、そして東京都でも検出されている。最も高いのは福島県かと思ったが、そうではなく栃木県の1キログラムあたり(1リットル)0.8ミリベクレルだ。次いで、茨城県、群馬県、東京都そして福島県である。福島県より東京都の上水の方に入っているなんて意外である。改めて放射能汚染が広域に広がっていることが分かる。
 半減期が30年のセシウム137だと当然だが、より広範囲にて検出されている。岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟などだ。最も高いのは、これも意外と福島ではなく栃木で1キロ当たり3ミリベクレルだ。東京都も高くて同1.6ミリベクレルで福島の同1.3ミリベクレルより高い。
 福島より周辺の都道府県で検出されている理由はよく分からないが、栃木や群馬の山に登った時は、あまり湧き水などを飲まない方がいいかなと思う。山などには相当、まだ放射能が残っており、湧き水などには結構含まれていると思うからだ。
 あと、東京でも本当、水道水は極力、飲まない方がいいかもしれない。私も珈琲を淹れる時など、たまに水道水を使ってしまうがこれからは避けよう。しかし、料理だと使わざるを得ないな。ちょっと浄水器は購入しないといけないかもしれない。というか、もうちょっと早くこのことに気づくべきであった。子どもたちには申し訳ないことをした。
 まあ、このような対応に何を神経質な、と言われるかもしれないが、そういう人には「毎日、少量でもいいからヒ素でも飲んで下さい。もし、飲めないなら人に飲めとは言わないで下さい」といいたいですね。ちなみにベンガル州の北部にヒ素が少量、水に含まれている地域があって、そこの人たちは癌が多い。まあ、癌になる確率が多少、高くなることを厭わなければ飲めばいいのかもしれないが、それを人に強要するというのは、相当、冷血であると思う。
 ついでだが、福島県の小児甲状腺癌の自治体別の地図も入手した。これも驚愕のデータである。まあ、原発事故とは関係ないと政府は言っているので、関係ないのだろうが、何か福島には他の自治体とは特異な要因があるのだろう。2011年前には見られなかった特異性なので、それが何かは分からないが、結果としてこの数字。ただ、小児甲状腺癌は、ヨウ素と関係あるが、上水のデータからみるとセシウムを要因とする病気、例えば心臓欠陥、などは福島ではなく今後、北関東全般で広くみられるかもしれない。
 どちらにしても油断をすると、寿命が短くなるような地域になってしまっていることは確かだ。要注意である。

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福島甲状腺_n.jpg


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