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バード・クライネンからリューベックへ [地球探訪記]

 ドイツのローカル線旅行記第二弾。今日は午前中にシュヴェリーン市役所で取材。その後、この日のうちにコペンハーゲンに着かなくてはならない。時間は5時間強。ということで、シュヴェリーンのプラッテンバウ団地を再訪したい気持ちもあったが先を急ぐことにする。これは市役所の取材が終わったタイミングが絶妙で、すぐ列車に飛び乗ればそのまま、リューベックまで行けるからである。
 シュヴェリーンからコペンハーゲンに行くのはイメージ的にはハンブルク経由であるが、うまくローカル列車を乗り継いで、シュヴェリーンからバード・クライネン、そこから単線ディーゼル列車でリューベックに向かうと1時間ぐらい短縮できる。ただし、なんせローカル列車なのでタイミングを外すと全然、列車は来ない。
 ということで市役所の取材が終わって15分後には車上の人となった。シュヴェリーンからバード・クライネンまでは二駅。そこで、いかにもぼろいディーゼル列車に乗り換える。乗り換え時間はわずか2分。
 さて、ディーゼル列車はほとんど客を乗せないまま、リューベックへと向かう。昨日と同じように長閑な田園風景が広がる。メクレンブルク・フォアポメルン州はドイツの州の中でも人口規模がもっとも小さく、また人口密度も低い。草原と森林の光景である。この列車はリューベックまで1時間ほどかかるので、てっきり各駅停車であると思ったのだが急行列車であった。最初の停車駅はグレフェスミューレン。その後もずっと似たような風景である。ちょっと眠くなってくる。そして、ギーシェン、シューネブルクと停まっていく。私が勝手に自分に課した課題は、旧西ドイツと旧東ドイツの国境を見分けることができるかということである。注目しているのは道路と建物、そして土地利用である。道路は、旧東ドイツのものはおそろしく古いか新しいかのどちらかである。建物はやはり投資がされているかどうか。土地利用は、高度利用的にされているかどうかである。また、国境であれば、旧東ドイツ時代側につくられたそれらしき施設が残っている筈である。そして、ヘーンブルクという町に着く。住宅が明らかによくなっている。太陽光パネルが設置され、町の佇まいもよくなっている。ランドスケープというか土地利用はほとんど代わらないが、庭の手入れがずっとよくなっている印象が受ける。ということで、国境の施設の存在はあまりよく分からないが、シューネブルクとヘーンブルクという町の間に昔の境があったと思われる。などと書いて、外していたら恥ずかしいが、住宅の集積などからみても間違いない気がする。豊かさの余裕が違う印象を受ける。
 などと書いていたらリューベック中央駅に到着した。とてもローカルな鉄道ではあったが八高線というイメージか。それほど有り難みは感じない路線であった。
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