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ロストックからヴィスマールまで鉄道に乗る [地球探訪記]

 ロストックの市役所では思い通りに調査が進まなかった。宿はシュヴェリーンなので、まっすぐ帰らずに世界遺産の都市ヴィスマールに寄ることにした。ロストックの中央駅に行くと、ちょうど10分後にヴィスマール行きが出発する。ということで飛び乗った。ユーレイル・パスを持っている強みだ。さて、16:07分発の列車だったのだが、バルト海沿いの長閑な風景の中を単線のディーゼル列車がまさにとことこと走っていく。途中、Bad Doberanという駅に停まったのだが、隣を蒸気機関車が走っている。なんだ、なんだとちょっと自分の中でざわめきが起きる。蒸気機関車が出てきた車庫には「メクレンブルクのモーリー号」と書いてある。以前、バルト海沿岸で街中を走る蒸気機関車があることを雑誌か本で読んだことがあるのだが、これか!とちょっと嬉しくなる。まあ、いつか機会があれば乗ってみたいと思わなくもないが、ドイツに住んででもないと乗らなくてもいいかもしれない。日本でも蒸気機関車は多く走っている。さて、その後も変わりばえのしない呑気な景観の中を、ディーゼル車は呑気に走っていく。夏だと呑気な風景だが、冬だと相当、過酷な風景、例えばオホーツク海的な風景なのかもしれないなと思ったりする。
 30分ぐらいで着くだろうと思っていたら1時間以上もかかってしまった。とはいえ、本当、こんな水郡線のような列車に乗るコトなんて滅多にないから、まあいいでしょう。と書いて、水郷線に乗ったコトがないことに気づいた。もっと、日本のローカル列車にも乗った方がいろいろと知見が広がるかもしれない。とりあえず只見線あたりから乗らなくては。

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