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ボローニャからオーストラリアを越えてミュンヘンへ [地球探訪記]

週末にボローニャからゲッティンゲンにまで移動しなくてはならない。私の想定外だったことは、ドイツ鉄道が夜行列車の運行数を相当、減らしてしまった。したがって、なかなか1日で行くのは厳しい。まあ、そもそも夜行列車は時間的には節約されるが、それほど宿泊代の節約にはならないのと、年齢的にも厳しくなったので、途中1泊して二日の行程で行くことにした。

ちょうど、ボローニャからミュンヘンへノンストップの列車が走っていたので、それに乗ることにする。11:52ボローニャ発だ。さて、予約が必要と言われていたので、30分前にチケット売り場に行く。イタリアでは私が最も信頼している自動券売機は、この列車のチケットを売ってくれない。ちょっと絶望的な気分になるが、めげずに長蛇の列に並んで、とりあえず整理券をもらう。まだ30分はあったが、整理券を配っている黒人の血が入ったと覚しき美人は、「間に合わないかもね」と言う。なんで30分前なのに間に合わないの、と思ったが、彼女の予想はほぼ見事にあたった。あと3人ぐらいだったのだが、そこから全然、進まない。もうしびれを切らして、プラットフォームに向かい、列車に飛び乗った。ドイツ鉄道の運行のECだから、勝手は知っている。予約されていない席に座る。というか、よく考えたら、予約しなくても乗れるんじゃないか。とはいえ、多くの席がもう既に予約済であったので、それを考えると予約した方がいいことはいいだろうが、それで乗り損ねたらまったく本末転倒である。列車はさすがドイツ鉄道が運行しているだけあって5分遅れて出発した。まあ、しかし5分遅れを計算して指定席は売ってくれないからな。
 などと思って、乗車して2時間後、検札が来た。グローバスパスだと指定席券を払わなくてはならないとのことだった。11ユーロ請求されて支払った。車内で変えるのであれば30分も並ぶ必要はなかった。クレジット・カードでも払えるし、現金でも払えるが、あまりお釣りをもっていないようなのでカードで支払った方がいいかもしれない。こういうことは、なかなか情報が得られないので、ここに記しておく。
 今、トレントだ。これからアルプス越えである。車窓に展開する景色は、素場らしいの一言に尽きる。

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(ドロミテ山塊)

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(ドロミテ山塊の神々しい山)

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