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なでしこの試合の動画ニュースがインターネットでは観られない!? [グローバルな問題]

 なでしこがオーストラリア戦に勝った。ということで、岩渕真奈のシュート・シーンを観たくなりインターネットで検索したが、全然、見当たらない。というか、試合の概要をネットで観ることがどうも出来ないようなのだ。女子サッカーを盛り上げる4年に1度の大チャンスに日本のメディア達は何をしているんだ。見損なった試合は260円のオンデマンドで観られるらしいが、そもそも260円をいちいち徴収しようとするNHKの銭ゲバ根性と、しかも、一日以上前のものしか観られないという対応の悪さに愕然とする。
 日本のスポーツ・メディアはまったくインターネットに対応していないのか。そのような疑問を持って、プロ野球の状況をチェックしたら、プロ野球はダイジェスト版が観られることが分かった。しかし、日頃、NBAの状況をチェックしている私からすると、随分とコンテンツが貧相だ。日本に住んでいても、メジャー・リーグの方がよほど多くの情報が得られる。まあ、私はプロ野球にはそれほど関心はないのだが、どうでもいいのだが、この日本のマスコミのスポーツに関するインターネット・コンテンツが貧弱な状況はどうにかならないか。
 と書いていて、ふと、海外のをチェックすればいいのか、ということに気づいてFOX Sportsをみたら、コンテンツは日本では観られないようにブロックされていた。何なんだ。ブロックするような対応をするなら、日本で観られるようにして欲しい。結局、FIFAのホームページでコンテンツは観ることができた。
 女子サッカーを盛り上げたり、減少する一方のプロ野球ファンを獲得したりするためには、NBAのように充実したコンテンツをどんどんと作成して、発信するべきだと思う。私は、NBAに関しては、全試合をインターネットで観られるための有料番組を購入しているが、そのコストに見合うだけのコンテンツを楽しめている。私はNBAに関心があるが、他のスポーツでもアメリカは充実したコンテンツを作成している。これが、スポーツ市場を大きく広めている要因であって、私も、このようなコンテンツ・サービスがなければここまでNBAをフォローしていないと思う。
 インターネットという画期的な、産業革命にも匹敵するようなシステムが普及しているにもかかわらず、日本だけが日本語という壁に守られて、NHKを始めとしたマスコミは既得権益の確保に執心している。その結果、日本のスポーツではなく、主にアメリカのプロスポーツに人々の関心がシフトし、日本のスポーツ市場は縮小していくのだ。というか、オリンピックをその是非はともかく、開催するのであるから、この点をしっかりとしないと、オリンピックでさえ、海外のメディアに日本の視聴者が奪われるような事態になってしまうのではないか。少なくとも、私はオリンピック情報をESPNとかをチェックするような気がする。まあ、日本で観ることをブロックするという姑息な手段でNHK等は対抗しそうだが。
 現によく考えれば、私は、ほとんど海外のメディアばかりを観ている。例えば、今回の女子ワールドカップの解説なども、日本のマスコミに比べてESPNやフォックス・スポーツは優れている。
 ただ、日本がもうちょっとしっかりとスポーツ・コンテンツを作成したら、私のような人間の関心もそっちに向かうと思うのだ。少なくとも、女子ワールドカップのコンテンツ(例えば、試合のダイジェスト版で構わない)がつくられたら、もっとなでしこへの興味も高まると思うのである。本当、しっかりして欲しい。というか、私がつくりたいぐらいの気持ちだ。

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