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ウォリアーズとキャバリアーズ、NBAファイナル第四戦 [スポーツ]

 NBAファイナルが展開中である。6月13日時点でウォリアーズは2勝2敗。私が応援しているウォリアーズがファイナルに出るのは40年ぶり。ちなみに、40年前は、私はウォリアーズのファンではなかった。ファンになったのは1993年からなので、22年しか経っていないが、それでもようやく、という気分だ。もう今年を逃すと一生ないかもしれないという気分で、毎試合、観ている。仕事で観られない時も、家に戻って結果を見ないようにして試合を観ている。昨日の第4戦もそうであった。
 さて、ウォリアーズとキャバリアーズのファイナルであるが、下馬評は圧倒的にウォリアーズ有利であった。キャバリアーズはケビン・ラブ、カイリー・アービング、レブロン・ジェームスのオールスター・トリオのうち、ケビン・ラブはプレイオフの第1戦のボストンとの試合で負傷。カイリー・アービングはウォリアーズとの第1試合で大活躍をしたが、延長時間で膝を負傷し、3ヶ月の重傷。しかも、第1試合をキャバリアーズは落とす。
 一方のウォリアーズはけが人もなく、地球上でもっともバスケが強い男レブロン・ジェームスであっても、流石にウォリアーズに勝つのは難しいと思われた。私がフォローしているサンノゼ・マーキュリー・ニュースのスポーツ・ライター、ティム・カワカミも、もうウォリアーズが優勝するのは事実である、とまで書いていた。
 さて、しかし第2戦、第3戦ともにレブロン・ジェームスはウォリアーズの前に立ちはだかり、勝利をものにした。ジェームスは、超人のような凄まじいばかりの個人プレイを繰り出すだけでなく、周りの選手のポテンシャルまでをも高めるようなプレイをする。アービングの控えであったデラヴェドーヴァは、このファイナルでキャリア最高のプレイをしている。ティモシー・モズコフも第4戦では彼自身の一試合最高得点の28点をたたき出した。ジェームスはこれで5年連続、ファイナルに出ており、優勝も二回しているが、彼はこのシリーズで初めて伝説の域にまで達したのではないだろうか。そのプレイぶりは凄まじく、マイケル・ジョーダンでさえ越えたと言われているし、私もリアルタイムでマイケル・ジョーダンを観ていたが、スコッティ・ピッペンというスーパースターのパートナーを擁さないジェームスのプレイぶりは、ジョーダンをも上回って神懸かっていると思われる。
 しかし、バスケは一人では勝てない。いや、集中すれば一試合は勝てるだろうが、プレイオフは4試合勝てなくてはならない。この4試合、ジェームスはガス欠になっていた。二日の休みがあればまだしも、一日の休みだとなかなか厳しい。そして、それはジェームスだけではない。ハッスル・プレイで多くのファンを魅了したデラヴェドーヴァも第四試合はもはやパッとしていなかった。これは、怪我人が少なく、ベンチ層が厚いウォリアーズとの大きな差である。
 今シーズンのMVPであるステッファン・カレーもジェームスの前だと霞んでしまう。やはり、レブロン・ジェームスの偉大さは比類なきものだ。ただ、チームとしての総合力はウォリアーズの方が上であろう。レブロン・ジェームスの最大の試練といってもいいかもしれない。
 試合は今日を入れて、あと残り3試合。総合力が上といっても、ちょっと油断すればジェームスに圧倒されてしまうであろう。ファイナルだから当然かもしれないが、本当に手に汗を握るし、応援しがいがある。ウォリアーズのファンを22年やっていて、初めて本当に報われた気分だ。レッツゴー・ウォリアーズ。

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