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ゴールデンステート・ウォリアーズが1976年以来のコンフェレンス・ファイナルへ進出 [スポーツ]

ゴールデンステート・ウォリアーズがプレイオフのセミファイナルで今日(アメリカの時間だと5月15日)、メンフィス・グリズリーズを4勝2敗で下して、コンフェレンス・ファイナルへ進出した。1976年以来ということなので、もう39年ぶりである。私はウォリアーズのファンになったのは1993年からだからコンフェレンス・ファイナルは初めてである。というか、それ以降、プレイオフに進出したのは一昨年までは1993年と2007年だけである。ということで、大変感慨深い勝利である。プレイオフ一回選は、ペリカンズを4勝0敗で下した。3試合目こそ第4クォーターで20点差をひっくり返したので余裕でという訳でもないが、結果的にはスイープではあった。しかし、二回戦はグリズリーズということもあって、1勝2敗とグリズリーズに先行されて、これは不味いかも知れないと思わされた。

1試合目こそシュートもよく決まり、楽勝ではあったが、2試合目は顔面陥没という大けがをしたにも関わらず強行出場したマイク・コンリーのスーパープレイでグリズリーズがアウェイであるにも勝ちを拾うと、その勢いで3試合目もモノにする。私も試合を観ていたが、敵ながらあっぱれ、というかその根性に敬意を表さざるにはを得ない。この試合は、トニー・アレンのディフェンスも光った。とはいえ、感心ばかりもしてられない。この勢いでシリーズに負けたら大変だと危惧していたのだが、4試合目でウォリアーズはディフェンスを強化する。怪我を押して出場していたコンリーも3試合目にもなると、精彩を欠く。その隙を縫って、見事敵地で一勝すると、ホームでの5試合目はトニー・アレンが欠場したこともあり楽勝。そして、今日、迎えた敵地での6試合目は第1クォーターからシュートを決めまくり、第3クォーターこそグリズリーズに随分と詰め寄られたが、クォーター終了直前に、カリーの緑間真っ青の30メートルシュートのブザー・ビーターが決まると、そのままの勢いで第4クォーターには差をつけ、見事勝利をものにする。

昨日、クリッパーズがロケッツに第3クォーターの19点差を逆転されて負けたので、今日も全然、余裕が持てないまま観ていたのだが、無事、勝ててよかった。やはり、カリーの存在は大きい。ここぞ、という時に決めてくれる。そしてボーグのディフェンスも素晴らしい。ウォリアーズはずっとラン・アンド・ガンというイメージが強かった。観ていて面白いけど勝てない。スラム・ダンクの豊玉のようなチームであった。しかし、そのサーカス・プレイの代表格であった攻撃力に特化したモンタ・エリスとボーグをトレードした2012年からウォリアーズの命運は変わった。本当、オフェンスとディフェンスのバランスが取れた素晴らしいチームになったと思う。ファンとしては嬉しい限りだ。

試合後、グリズリーズの選手と健闘を讃え合ったのが印象に残った。ランドルフとグリーン、ヴィンス・カーターとハリソン・バーンズは大学の先輩・後輩の関係である。ヴィンス・カーターはカリーの父親とトロントでチームメートであった。ランドルフと監督のカーもポートランドでチームメートであった。NBAのプレイオフは本当、格闘技のように激しい戦いが繰り広げられるが、試合が終わるとノーサイド。お互いを讃え合う姿は素晴らしい。ボストンとクリーブランドの1回戦の最終試合では、フレグラント・ファールの応酬で観ていても白けてくる。特にJRスミスのパンチは、2試合出場停止というレベルではなく卑劣であったと思われる(チャールス・バークレイは10試合出場停止が妥当であろうとテレビでコメントしていた)。そのような試合と比べると、今回のシリーズは、NBAの素晴らしさを再確認させてくれるような試合であった。もちろん、ゴールデンステート・ウォリアーズが勝ったので素晴らしいと思う自分はいる。

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