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がんばれ!銚子電鉄 [書評]

銚子電鉄の経営危機をぬれせんべいを買ってと、支援をホームページを募ったら、多くの人が注文をしてくれて、その結果、危機を乗り越えることができた、という心温まるエピソードの当事者が、その背景(ビハインド・ザ・シーン)を語った本。エピソードが、なんか世の中って見捨てたもんじゃないよね、と思わせてくれるので、読んでいると肯定的な気分になる。さて、本は6章から構成される。1章がこのエピソードをまとめたもの。これは非常によい。2章は銚子電鉄の歴史。これは1章ほど読む価値はないかもしれないが悪くない。そして3章であるが、これは著者の話になる。この章は正直、どうでもいい感がしてくる。4章は3章の続編的なものとなり、5章は著者の大学院での話、長浜の紹介など、さらにどうでもいい感が増す。最後の6章になると、著者のローカル鉄道視察記録、みたいなものとなってしまい、いやホームページで読むならいい内容だが、本として読みたいとはあまり思わない。ということで1章は5つ星、2章は4つ星、3章~4章は2つ星、5章~6章は1つ星、ということで平均では3星という評価になります。というか1章、そして興味があれば2章までだけ読めば十分かと思います。

がんばれ! 銚子電鉄

がんばれ! 銚子電鉄

  • 作者: 向後 功作
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2008/01/31
  • メディア: 単行本



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