SSブログ

バーシアのコンサートに行って、あのスラブ美女がマツコデラックスになっていて驚いた [ロック音楽]

バーシアのコンサートを観に、ビルボードライブ東京に行く。私は1987年にバーシアがファーストを出した時から嵌って、当時は本当によく聞いたものである。2枚目は1枚目ほどいいとは思わなかったが、それでもUntil You Come Back to Me とかは気に入ってヘビロテをしていた。私の人生を彩る女性ボーカリストは数名いるが、リッキー・リー・ジョーンズ、トレイシー・ソーンとバーシア(もう一人加えるとすればイザベラ・アンテナ)はまさに御三家である。それくらい、私にとってはバーシアの存在は大きかった。そして、御三家の中では一番の美貌の持ち主でもあった。ということもあり、今日は大変、期待していた。

さて、定刻からちょっと遅れて始まったコンサートで現れたバーシアを見て驚いた。あの、目が覚めるようなスラブ美女が、ほとんどマツコデラックスのように変貌していたのである。顔も横に広がっていて、もうほとんど関脇のような顔である。大変なショック。

さて、とはいえバーシアを見るのではなく、バーシアの音楽を聴きに来たのだと自分を慰めようとしたところ、一曲目、いきなりバーシア、音を外している。なんなんだ、なんなんだ。ただし、さすがマツコデラックスの体型なので声量はしっかりとしている。とはいえ、若い時のような、とがったような存在感はなくなっている。存在感はあるが、バーシアの魅力であったとんがったような声質はまるくなっている。まあ、声質の変化はともかく、音を外しているのは聞きにくい。特に、クルージング・フォア・ブルージング、プロミセスといった昔から聞き慣れていた曲ほど、この音外しが厳しい。さらに、バック・メンバーは、パートナーのダニー・ホワイトのピアノ・プレイは流石の一言の安定感、またサックスも上手であったが、ドラムはバタバタしているし、しかも、何か走る癖があって、聞いていても落ち着かないが、これは演奏している方はさらに堪らないだろうにと思う。まあ、最後の「コペルニクス」のようなノリのいい曲などは、ドラムのバタバタもそれほど気にならなくて楽しかったし、アンコール曲はマット・ビアンコの「ハーフ・ア・ミニット」でファン・サービスもよかったが、私の25年前のバーシアの美しい思い出は泡と化したような気分である。


タイム・アンド・タイド

タイム・アンド・タイド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD



タグ:バーシア
nice!(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1