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ゴールデンステート・ウォリアーズが恐ろしく強い [スポーツ]

アメリカのNBAのゴールデンステート・ウォリアーズが恐ろしく強くなってしまっている。2015年1月17日時点で31勝6敗である。その勝率は8割3分8厘。ウェスタン・コンフェランスでトップであるだけでなく、両コンフェランスを通じても一位である。今日こそはオクラホマ・サンダースに負けてしまい9連勝には届かなかったが、ボーグとイグアダラが抜けての試合である。しかも、私は、この試合をNBAリーグパスで観ていたのだが、第4クォーターまでは結構、いい試合であった。試合を勝ちで決められなかったのは残念であったが、ウェストブルックがトリプル・ダブルを達成するほど調子がよく、デュランが36点と絶好調。私のようにウォリアーズのファンを20年以上もしていると、あまり勝ち続けるとかえって怖くなるので、今日のように時折、負けてくれると逆に安心してしまう。それほど、現在のウォリアーズは神懸かって強い。この強さは統計でも表れている。

オフェンス・レーティングは全チーム中4位。
ディフェンス・レーティングは同1位
オフェンスとディフェンスの合計レーティングも同一位。
TS(True Shooting Percentage)%も同一位。
アシスト%は同二位。
ファストブレーク・ポイントは同一位。
ブロックも同一位。
そして相手のフィールドゴール率も同一位。

これは強い筈だ。というか、強さが統計に表れている。

去年はベンチが弱かった。スターティング・メンバーが交代すると急に弱くなったりしたが、今年はイグアダラとリーというオールスターにも選ばれたことのあるベテランの去年の先発をベンチにおろし、代わりに3年目のバーンズとグリーンを先発として使っている。その結果、昨年はスランプに陥ったバーンズは復活、またグリーンはオールアランドの大活躍である。そして、ベンチは前述した二人に加え、昨年は今ひとつであったスペートが絶好調、さらにはトレードで取ったリビングストンも調子がよい。まさに、穴がないような強さを誇るようになっているのだ。

とはいえ、その強さを引っ張るのはスティーフン・カリーであろう。現在、彼は一試合平均23点、8アシスト、4リバンド、2スティールを記録しているが、NBAの長い歴史の中で、これをシーズンで達成できた選手は一人しかいない。マイケル・ジョーダンである。まさに、スーパースターの域に達しているといえるであろう。

もう一人のキーパーソンは、トンプソンである。トンプソンはスリーポイント・シューターとしては一流だが、総合的には劣っていると指摘され続けてきた。また、今夏、オールスターの常連であるケヴィン・ラブとのトレードをチームが拒否したことで、結構、メディアとかファンは「大失敗」だとブログなどで書き立てた。私もそうかもしれないな、と思っていた。しかし、結果は「大正解」である。ラブがトレードされたクリーブランド・キャバリアーズはジェームス、アービングといったスーパースターを揃えているにもかかわらず、現在21勝20敗と低迷している。トンプソンは今シーズンはスラッシャーとしても活躍しており、毎年、上手になっているディフェンスを加味すると、一面的な選手とはまったく言えなくなっている。ポイントも13位と7位のカリーに次いで多く、まさにスプラッシュ・ブラザースとしてカリーとともにウォリアーズを背負っているともいえるであろう。

今日の負け試合をみて、逆に、このウォリアーズの凄みを感じた。まあ、一昨年、昨年もプレイオフに出たが、今年のプレイオフでの活躍はこれまでのウォリアーズの歴史に輝かしいページを付け加えるようなものになるのではないかと期待する。本当に楽しみである。

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