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レッド・ツェッペリン『フィジカル・グラフィティ』 [ロック音楽]

1975年2月に発売されたレッド・ツェッペリンの6枚目のアルバム。スタジオ・アルバムとしては唯一の二枚組であった。今はCDなので、全曲通して聴くのに1回だけCDを替えればよいが、レコードの時は3回も替えなくていけなくて面倒くさかった。このアルバムはツェッペリンの中でも、最も渋い楽曲を揃え、そして音楽的な完成度も高く、ツェッペリンらしさがよく表現されている素晴らしいアルバムであると思う。「アキレス最後の戦い」、「天国への階段」、「ホール・ロッタ・ラブ」といった派手で耳に一発で残る曲こそないが、全体で通して聞くと、ボーナムのタイトで力強いドラム、ジョーンズのメロディアスでいて安定したベース、プラントのもう色気と格好良さと張りのあるボーカル、そしてページが繰り出す天才的なリフによってつくり出されるツェッペリンの音楽世界に魅了されていく。ページとプラントがこのアルバムをツェッペリンの最高傑作であると言っていたことが、最初はよく分からなかったが、聴けば聴くほど徐々に分かってくる、まさに噛めば噛むほど味がしみ出るするめのようなアルバムである。


Physical Graffiti

Physical Graffiti

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1994/08/18
  • メディア: CD



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