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ミュンヘンに来てから調子が悪い [地球探訪記]

ミュンヘンに着いてから調子が悪い。まず、ミュンヘンに到着するちょっと前から悪寒がし始めた。取材の約束が16時だったのだが、13時に駅に着いたので、急いでホテルにチェックインして1時間ほど仮眠をする。その前に、ビタミンを少しでも取ろうとオレンジ・ジュースの100%ものと水を大量に購入する。ふとんをかけても悪寒がする。嫌な予兆がする。お腹も下っている。さて、目覚ましで仮眠から起こされるが、寝起きが悪い。睡眠していない訳ではないのだが、全然、目が覚めないのだ。とはいえ、トーマス・ジーバーツとの取材である。そのために、わざわざライプチッヒからミュンヘンに来ているのだ。力を振り絞って、ジーバーツ氏の自宅へと向かう。一瞬、タクシーで行こうかとも思ったが、地下鉄で行く。地下鉄に乗った後、ジーバーツ氏に電話で連絡し、駅まで迎えにきてもらう。駅に着いても、相当だるい。熱があるのか。ただ、自分ではちょっと分からない。

ジーバーツ氏は私と会うと、嬉しそうに肩を叩く。私も嬉しくなり、気力が漲る。どうにかできるかもしれない。駅から彼の家までは5分ぐらいであった。彼の家はごく普通の60年代につくられたアパートで、ピアノとチェロが置かれていたり、家具はとてもお洒落ではあったりしたが、ドイツを代表する都市計画研究者としては、その質素さは意外である。

さて、ということで取材を始めさせてもらう。私もどうにか大丈夫かなと思っていたのだが、彼が出してくれたお茶を飲んだ時あたりから、お腹の調子が悪くない、悪寒がしてくる。冷や汗が額に出てくるのが分かる。ちょっと取材をする状態としては、最悪だ。話は面白い。それは、ドイツを代表する都市計画の知性だ。面白くない筈はない。しかし、私は冷や汗が出るのや、身体の調子が悪いのを調整するためか、あくびが出てしまう。ジーバーツ氏は、私があくびをするのを怪訝そうに見ている。しまった。しかし、身体はコントロールが効かない。40分弱ぐらいの取材をさせてもらって、どうにか怪しいとまでは思われないように振る舞って、地下鉄でホテルに戻る。地下鉄に乗っている時も、悪寒は続き、吐き気もした。いっそ、吐いた方が楽になるのではと思わせられるほど気分は悪い。

ホテルに着いたら、すぐ寝た。次に起きたら朝の2時であった。しばらくうだうだしていたが、また寝た。今度、起きたら朝の8時であった。相変わらず、調子が悪い。ミュンヘンではイーゲル川の再生が非常に興味深いプロジェクトであり、それを見に行きたいと思ったが、天気が悪いこともあり、また、ミュンヘンではホテルでも駅でもまったくインターネットにアクセスできないためにもう移動することにした。ミュンヘン駅の前のニュンベルグ駅では、しっかりとTelekomのインターネットにアクセスできたのに不思議だ。

ミュンヘンは以前から私にとっては鬼門なのである。どうも上手くいかないのだ。ということで、さっさと去ることにした。

タグ:ミュンヘン
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