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自転車都市コペンハーゲンの最新事情 [都市デザイン]

コペンハーゲンは世界に冠たる自転車都市である。日本ではオランダの方が有名かもしれないが、この数年間、デンマークは自転車利用の促進政策を進めてきたこともあり、今やコペンハーゲンは自転車都市として世界一なのではないかと思う。この自転車都市コペンハーゲンを実際、体験するためにもレンタサイクルをして、コペンハーゲンを走り回ってみた。

さて、その感想であるが、コペンハーゲンは本当に自転車が乗りやすいように、細かいところにまで配慮がされていた。信号での足置き、階段で自転車が上りやすいように雨樋いのようなものが設置されたり、自動車と自転車専用ゾーンとの間にしっかりと段差が設けられたりしている。安全面はもちろんのこと、ちょっとした配慮があることで自転車の走り易さも大きく違う。

また、今回のコペンハーゲン訪問で、是非ともチェックしておきたかったのが自転車のオートバーン、サイクル・スーパーハイウェイである。デンマークの誇る自転車都市アルバーツルンドとコペンハーゲンの都心近くを結ぶ「アルバーツルンド線」の一部をちょっと走ってみた。大通りとは立体交差が設けられているなど、まさに自転車の走行を優先的に設計されたサイクル・スーパーハイウェイ。私は見ることができなかったが、ちょっとしたサービス・ステーションも設置されていて、タイヤに空気を入れたりすることができるらしい。

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(サイクル・スーパーハイウェイ)

また、凄いなというよりかはよくやるなと感心したのは、2006年にコペンハーゲン湾に架橋された自転車と歩行者専用の橋ブリッゲ・ブローエンとそれと都市部側の道路とを結ぶために今年、出来たサイクリストラーゲン。自転車で市内を移動するのが、年々、快適になっている。自転車利用者を苛めているどこかの国とは大違いだ。

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(サイクリストラーゲン)
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