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羽田空港の駐車場は圧倒的な需要に対応できていない [都市デザイン]

 最終便で羽田空港から高松へと向かう予定であった。荷物が多いこともあって自家用車で向かう。時間的にはぎりぎりで間に合うと思ったら、羽田空港の駐車場が完全に満車状態であった。いやあ、こういうシナリオは以前も予期していたが、まさか19時になっても満車だとは思っていなかった。しょうがないので、国際ターミナルに駐車して、重い荷物を背負ってタクシーに乗ろうとしたら、タクシーの運転手が私が急いでいるのを知って、わざとシートベルトをのろのろとつけたりしている。これは不味い、と思って、次のタクシーに乗ろうとしたら、乗車拒否される。順番に乗れということだそうだ。この時点で切れた。というか諦めた。そのまま、国際ターミナルのANAのカウンターに行って、キャンセル。そして翌日の第一便を予約。高松の宿泊もキャンセルして、これは1泊分を支払うことになった。
 そして、翌日。大事を取って出発の1時間30分ぐらい前の6時頃に羽田空港に到着。荷物が多い(トランクとギター)ので、また自家用車。さて、この日は流石に駐車することが出来たが、早朝であるのに3階と4階はすでに満車。私は1階に駐車したのだが、ほぼ9割以上は既に埋まっていた。つまり、泊まりの駐車が圧倒的に多いということだ。
 これは、駐車場を計画する時に、圧倒的にその需要を過小に見積もっていたということであろう。ここまで、需要に対して供給が不足していると、もうほとんど、その施設は使い物にならないということだ。特に飛行機のように、その機会損失が大きいものを利用するうえでは、この駐車場不足は、この交通手段にとって致命的である。もちろん、タクシーを使ったり、モノレールや京急を使ったりすればいいのだが、荷物が多い時には、自家用車が圧倒的に便利であり、自家用車+飛行機というのは、非常に相性がいいのである。
 私は、自動車などは乗らない方が豊かであるというぐらいの考えを持っているものであるが、成田空港と羽田空港に行く時と、重いギターやギター・アンプを運ぶ時には車が便利なので、なかなか手放せなくなっている。しかし、自動車という交通手段は駐車場がなくては実質的に利用できない。
 したがって、羽田空港が都民に対して利用勝手をよくしようとするのであれば、この駐車場への需要に応じた、少なくとも多少は応じられるだけの供給をするべきであろう。もし、それができなければ、駐車場代を現状よりもずっと高くすべきであろう。現状の値段では、圧倒的に需要が供給をオーバーしてしまう。倍くらい請求してもいいと思う。

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