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猿払村のリゾート・ホテル [地域興し]

猿払村にはリゾート・ホテルがある。平成元年に村が設立したリゾート・ホテルである。今は民間に払い下げられている。隣には道の駅も併設されているのだが、道の駅より先にリゾート・ホテルはつくられた。なぜ、こんなところにリゾート・ホテルとの私の問いに、「いや、ここらへんにはホテルがないんで、あってもいいんじゃないかと思って」との回答。滅茶苦茶いい加減である。さすが金の使い道に困る猿払村だけある。

しかし、リゾート・ホテルはそこがリゾートであって初めて成立するものであって、リゾートがないのにつくってもビジネスとして成立しない。ちなみに、横には広大な平原があるのだが、そこはキャンプ場であった。すさまじい風が吹く中、風を遮る低木一本もないところで、なんでキャンプをしなくてはならないのか。まあ、おそらくここをキャンプ場にしようと考えた人はキャンプをしたことがないんだろうな。これは、さすがに村長さんにお会いしたとき、あれじゃあ不味いっすよ、と言っておいた。これじゃあ、飛行場でキャンプをするようなものだ。

さて、案の定、このリゾート・ホテルはうまくいっていないようで、料金が高い(私は実は泊まった)。私は当初2泊する予定だったが、食事も相当、今ひとつのようだったので(実際、相当、今ひとつであった)、二泊目は稚内にした。稚内の方がずっとホテルはよく、料金も安く、周囲の環境もベターであった。このリゾート・ホテル周辺には本当、オホーツク海しか見るようなものがない。とはいえ、まあホテルがあれば、ツアーの宿泊先として組み込むことは可能かもしれない。鬼志別の周辺は、さらに何もないので、オホーツク海があるこちらの方がちょっとベターであるという思惑も働いたのかもしれない。しかし、それならサービスや食事などで特化するような工夫をすべきであったろう。私がこのホテルで食べたホタテカレーは、ホタテこそ美味しかったが、カレーは学食もしくは社食レベルのカレーであった。せめて何もなければ、もっとこのホテルに泊まってよかった、猿払村に来てよかったと思わせるような演出が必要であろう。

とはいえ、これだけ豊かだとそういう努力するインセンティブも働かないのだろうな。まあ、それはそれでいいだろうが、そういうことを期待して、このホテルに来た人は残念であるかなとは思う。需要が常に存在するという、極めて恵まれたビジネスをしているから、需要を発掘する、需要をつくりあげるという気概に欠けているのかもしれない。もちろん、昔はそういう気概で、この村を豊かな村へと変貌させたのだろうが。失敗は成功のもとだが、逆も真なりなのではないだろうか。

タグ:猿払村
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