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魚らんラボの活動報告とユルドルに関して [地域興し]

私がゼミ生と行っている魚らんラボの活動を台北で開催されていた環太平洋コミュニティ・デザイン会議で報告した。内容的には、魚らんラボでの日常的な活動である魚ラボ通信の発行、魚ラボセミナーの開催などに加え、ユルキャラ・コンテスト、ユルドル・プロジェクト、ユルカフェなどの報告をした。さて、魚ラボでの日常的な活動に関しては理解してもらえたようだが、ユルキャラはよく理解できなかったようだ。まあ、よく考えればユルキャラというコンセプト自体、相当、文化的には洗練されているというか捻っているからなあ。さらに、ユルドルはまったく理解不能のようであった。そのような発表をしている私自身が珍獣のように見られているような気になった。これは、アメリカ人もそうだが、香港で教えている日本人も理解ができないようであった。唯一、反応したのは国立台湾大学の先生で、彼女は、そのアプローチに何かポテンシャルのようなものを感じたらしく、報告後、飲みに行った時、その話で盛り上がった。しかし、この彼女も私の戦略性をどの程度理解したかは心許ない。

しかし、よく考えると、私自身もそのような活動が、街づくり、地域づくりに関係できるのかは自信を持っていないところがあった。そのような、ちょっと悩ましい気持ちのまま、帰国便の飛行機で「あまちゃん」を見た。ちなみに、私はあまちゃんを見たのは初めてだった。能年玲奈、小泉今日子となかなか役者も揃っており、ストーリーも楽しい。これなら、売れるのも納得だな、と思っていたら、この舞台となっている三陸の町に観光客を呼び込むために、アイドル戦略を採っているという話になった。なんだなんだ、私がやろうとしていることと同じじゃあないか。それどころか、あまちゃんのパクリと誤解されるぐらい同じだ。ということで、私のやり方は全然、オリジナリティがあるどころか、もうみんな知っているようなアプローチであることが分かった(そもそも、このユルドル企画も香川大学のボンサイ・ガールズをヒントにしている)。とはいえ、あまちゃんはフィクションで、私は現実社会でやろうとしているところがちょっと違うのだが。

ユルドルのホームページは下記でご覧になれます。
http://yurudoruskm.wix.com/yurudoru

タグ:ユルドル
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