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2014年を迎えて [その他]

あけましておめでとうございます。2013年は、3年越しの単行本である『若者のためのまちづくり』を岩波書店から上梓することができ、また、全国まちづくりカレッジ大会をゼミ生が主体でしたが幹事校として開催することができ、さらに長年の希望であったコミュニティ・カフェであるユルカフェを期間限定ではありますがオープンすることができ、加えて4月からですが、これまた長年の願いであった商店街の中でのラボ(研究所)を木曜、金曜と限定ですが持つことができ、そのラボで商店街の「ユルキャラ」を企画し、コンテストも行い、無事、決定することもできました。そして、これらの活動が年末の12月30日の日経新聞の全国版にて紹介されるなど、振り返ってみれば結構、充実した1年間であったのではないかと思います。これもひとえに皆様の御支援などがあったからだと感謝をすると同時に、このような成果は一朝一夕で出るわけではなく、これまでの11年間の大学生活での活動がようやくある程度、形になったのかなとも思います。桃栗三年柿八年、石の上にも三年ではないですが、まあ、ゼミ生抱えて十一年、ということでしょうか。

さて、自分的に振り返ると成果の多い一年だったかもしれませんが、マクロな環境でいえば、決して楽観視できません。職場もそうですし、何より国が変な方向に走っています。秘密情報保護法案、原発再稼働といったきなくさい動きばかりが目立ちます。私も最近、司馬遼太郎を読み、日本の戦前の歴史の勉強をしています。日本は同じ道を繰り返し、歩んでいるような気がしてしょうがないからです。しかし、司馬遼太郎をはじめとし、忌野清志郎、高木仁三郞など、今の日本の状況を知ったら憤死するような方々が故人となっているのは、本人にとってはどうかは分からないが、今の日本にとっては不幸であると残念に思います。

まあ、自分ができることしかできないが、これからもしっかりと自分ができることをこつこつと、命がある限り、やっていくしかないんだろうな、という気持ちで、強くなっていく一方の逆風に飛ばされないように前進するしかないと考えています。あまりめでたい気持ちになれない2014年の元旦ではありますが、これからもブログともどもよろしくお願い申し上げます。

日経新聞2013.12.30.jpg
(2013年12月30日の日経新聞の全国版にゼミの紹介記事が掲載されました)
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