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フランス人はやはり食文化に関しては、文化度は高いかもしれない [グローバルな問題]

ユルカフェというコミュニティ・カフェを学生と運営しているのだが、夕方からはそこでおでんを出している。そこで、私が担当している留学生の講義を受講している留学生をそこに連れ出した。中国人(香港人)、アメリカ人(アフリカ系アメリカ人でサンディエゴ育ち)、フィリピン人、フランス人である。おでんを食べろ、と勧めたが、それに応じたのは、フランス人の女子学生だけであった。他の学生は、「いい」「結構」「お腹が一杯」とかいって、おでんに怖じ気づいて食べもしない。フランス人の女子学生は、ちょっと変わった食べ物だと思いつつも、好奇心が勝って食べていく。大根とかちくわとかだ。そして、「うん、これは美味しい」と感想を述べる。他の学生は、全員、男子学生であったこともあるが、この感想を聞いても、なお食べようとしない。なんて駄目な奴らだ。成績を下げたいくらいだ。

まあ、この事実をもってしてだが、私はフランス人はやはり食文化に関しては、文化度は高いのかもしれないな、と感心もした。いや、女性が男性に比べてそうなのかもしれない。まあ、どちらにしろ、私のフランス人評価は、彼女を知ったことで最近、非常に高くなっているのである。この学生は、私の講義も真剣なまなざしで聞いて、一生懸命、メモを取ったりする。こんな学生は日本のうちの学生では皆無だ。私は、この彼女の姿勢が、結構、嬉しかったりする。教師というのは、こういう歓びを感じるポテンシャルを有しているのか、ということをこの学生を通じて思ったりさえするのだ。日本人相手の講義だと、本当に、私の話に関心を持たない学生ばかりなので。

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(写真は我々が出しているおでんの糸こんにゃく)
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