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ダブリンのバスの乗り方 [地球探訪記]

ダブリンではホテルから学会まで距離があること、また都心へも歩いて行けないことはないのだがちょっと距離があるのでバスをよく利用した。さて、しかし、このダブリンのバス、大変に使い勝手が悪いのである。いや、運行頻度は結構よく、そういった交通サービスといった観点からは優れているのだが、料金のシステムが悪いのである。まず、バスに乗るとき、お札は受け取ってくれない。したがってコインがないと乗れないのであるが、このコインで支払ってもお釣りは戻ってこないのである。じゃあ、お釣りはどうなるのか、というと基本的にレシートの形で戻ってくる。このレシートを市内に一箇所しかないダブリン・バスの事務所で現金に換えてもらうのだ。しかも5セントとか10セントぐらいであるとレシートもくれない場合もある。随分と乱暴なシステムだ。私は初めてバスに乗ったとき、2ユーロ15セントであったのだが、3ユーロも支払ってしまったので、85セントのレシートをもらい結構、損した気分になった。このお釣りを取り戻すために事務所に行く人は少ないようで、それらは寄附されているそうだが、地元の人も「本当かどうか怪しいものだ」と言っていたので、そういうことかもしれない。また、事情をより複雑にしているのは、行き先によって料金が異なるということである。2ユーロ15セントであったり、2ユーロ40セントだったり、料金体系がよく分からないのである。これは、つまり、事前にどの程度、料金が請求されるかが分からないということである。常にコインを十二分に用意してからでないとバスに乗りにくいのだ。これは、とても不便であり、この不便さだけでも、自動車に乗る人も多いのではないかと思われる。

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(バスは二階建て)

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(車内の様子)

さて、ダブリンでは最近、ライトレールが整備された。このライトレールはホテルから400メートルぐらいに離れたところに駅があるのでバスのようには便利ではないが、しかし、どこを走るかが事前に分かるので私のように土地勘がないものにとってはとても有り難い。ということで、ライトレールも利用したのだが、このライトレールは日本の鉄道のように事前に券を購入する。初めてライトレールに乗った時は、ライトレールの一日券を6ユーロで購入したのだが、バスとライトレール共有の一日券も8ユーロ50セントで入手できることを知り、次の日はこれを購入した。これさえあれば、バスのお釣りはレシートで攻撃も回避できるのでとても便利である。とはいえ、これに気づいたのはダブリン最後の日であったのが残念である。

あと、最後の日で時間もないというにも関わらず、上述した、もらい損ねたお釣りを受け取るためにオコネル通りのバスの事務所を訪れてみた。実際、自分でそれが出来るかどうか試してみたかったということもある。さて、このバスの事務所に行き、85セントと5セントのレシートを見せて、「どこに行けばお釣り分を返してもらえるのですか」と尋ねると、そのまま黙って90セントを渡してくれた。この無言というのが、どうもお役人はどこの国でも・・という気持ちにさせたが、損した気分は吹っ飛んだ。とはいえ、この一分一秒が貴重なダブリンにて、90セントの機会費用に見合ったかというと自信はないが。

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(オコネル通りにあるダブリン・バスの事務所。ここでしかお釣りの返金はされないようだ)
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