『コミュニティ・デザイン』山崎亮 [書評]
コミュニティ・デザイナーとして最近、熱い注目を浴びている山崎亮のポートフォリオ的な本。なかなか面白く刺激的である。本書ではデザインに関して、次のように述べている。
「De-signとは、単に記号的な美しさとしてのサイン(sign)から抜けだし(de)、課題の本質を解決する行為のことを言うのだろう。僕が取り組みたいと思っていたデザインは、まさにそういうデザインである。」
そして、コミュニティ・デザインについて、次のように言う。
「僕が取り組みたいと思っていたデザインは、まさにそういうデザインである。人口減少、少子高齢化、中心市街地の衰退、限界集落、森林問題、無縁社会など、社会的な課題を美と共感の力で解決する。そのために重要なのは、課題に直面している本人たちが力を合わせること。そのきっかけをつくりだすのがコミュニティ・デザインの仕事だと考えるようになった。」
デザインを名詞ではなく、動詞として社会問題の解決のツールとして捉え、実際、様々な課題に取り組み、コミュニティを強化するデザインを実践してきた著者。彼の活動記録ともいえる本書を読むと、なんか日本の将来も結構、そんなに悪くないかもしれないと思えてくる。特に若者の力をうまく使っているところなんかは秀逸だし、希望が拓けてくる。
「De-signとは、単に記号的な美しさとしてのサイン(sign)から抜けだし(de)、課題の本質を解決する行為のことを言うのだろう。僕が取り組みたいと思っていたデザインは、まさにそういうデザインである。」
そして、コミュニティ・デザインについて、次のように言う。
「僕が取り組みたいと思っていたデザインは、まさにそういうデザインである。人口減少、少子高齢化、中心市街地の衰退、限界集落、森林問題、無縁社会など、社会的な課題を美と共感の力で解決する。そのために重要なのは、課題に直面している本人たちが力を合わせること。そのきっかけをつくりだすのがコミュニティ・デザインの仕事だと考えるようになった。」
デザインを名詞ではなく、動詞として社会問題の解決のツールとして捉え、実際、様々な課題に取り組み、コミュニティを強化するデザインを実践してきた著者。彼の活動記録ともいえる本書を読むと、なんか日本の将来も結構、そんなに悪くないかもしれないと思えてくる。特に若者の力をうまく使っているところなんかは秀逸だし、希望が拓けてくる。
タグ:山崎亮 コミュニティ・デザイン