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「アトムの涙 手塚治虫の思い」の記事を読み、東京新聞の有り難みを再認識する [原発問題]

福島の原発事故以来、それまで取っていた朝日新聞をやめて東京新聞を取ることにした。東京新聞は朝日新聞に比べると、随分とつまらないと思う。記事の質は落ちるし、なんか文章もこなれていない。スポーツ欄は中日ドラゴンズに関する記事が多く、落合を解雇して以来、まったくもってアンチ・ドラゴンズになった私にとっては不快である。四コマ漫画もとても今ひとつである。しかし、それでも、東京新聞は朝日新聞に比べても遙かに民主的であり、ジャーナリスティックである。この日本という非民主主義国家で生き延びていくのに必要とされる情報にアクセスできるという点では、もっとも役に立つ新聞であると思われる。

その思いを、「アトムの涙 手塚治虫の思い」という記事を読んで、また強くさせてもらった。
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/320.html
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/321.html

この記事によれば、手塚治虫に無断で、電気事業連合会の原発をつくるPRに鉄腕アトムが勝手に使われたそうだ。これに驚いた手塚治虫ははっきりと「僕は原発に反対です」と取材に回答するが、その年に胃がんで亡くなられる。

私がこの記事で何より、驚いたのは、手塚治虫という日本人の至宝ともいうべき人に対しても、こういう無礼千万なことができる原子力村の体質である。もう、これは何を言われても「蛙の面にしょんべん」のような厚顔の持ち主達なのであろう。我々、国民はとんでもない人達と対峙しなくてはならないということを、改めてこの記事で知り、また落胆する。そして、東京新聞ならではの記事に、まあ、朝日新聞より文章などが劣っても、たいへん貴重な情報源であるなとその価値を再認識する。

タグ:手塚治虫
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