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オランダのデパートのお愛想を受けて、驚く [グローバルな問題]

ドイツに住んでいた時、そのサービスの質の悪さにはいろいろとカルチャー・ショックを受けた。パン屋とかでも、チェイン系とかだと「早く注文しろよ」的な対応を女性から受けたりもした。デパートでも一切、サービスっぽいものはない。オランダに来る前に一泊したデュッセルドルフのビアガーデンでも、相変わらず、注文に来ないし、ビールを持ってきてもらって「有り難う」というのは客の方である。それはそれで、慣れてしまったらそれほど苦ではない。さて、オランダに来て手袋が欲しくなったので、デパートに買いに行った。オランダもドイツと同じだろうと、サービスをまったく期待していなかったら、「この手袋、いいじゃないですか」とお愛想を言ってきた。ちょっと驚いた。こんなことはドイツで言われたら、大感動ものである。ということで、ドイツとオランダとではサンプルの数は恐ろしく少ないが、なんかサービスが違うような印象を受ける。ドイツのサービスが悪いのは、ドイツ人が無愛想であるというよりかは、商業が市場競争から比較的、守られているからであろう。営業時間は厳しく制限されているし、イオンのような大規模ショッピングセンターが郊外に立地することはほとんど不可能である(旧東ドイツは若干、事情が違う)。したがって、常に、売り手市場的なビジネスが出来るのである。まあ、そういう環境にあると、サービスとかはしたいと思わないだろうからなあ。ともかく、オランダはそういう点ではドイツと違うのだろうと思ったりした。
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